ウッドブラインドのトップメーカー2社を徹底比較

近年、窓まわり商品の1つとして注目を浴びているウッドブラインド。「デザイン性」「メンテナンス性」にすぐれ、大人気となっています。

ウッドブラインドの販売店は数多くありますが、本格的なオーダー品で総合的品ぞろえを実現している専門メーカーはごくわずか。そのなかでも、あなたにとって向き・不向きな部分を見極める必要があるでしょう。

ここでは、まったく違うタイプでありながら日本を代表する2つのメーカー「タチカワブラインド」「Re:Home」について、

  • 品ぞろえ
  • デザイン
  • 価格
  • サービス

の4項目を星☆1~5の数で徹底比較!

「少しでも安く購入したい」
「いろんなデザインから選びたい」
「簡単に取り付けたい」
など、あなたの希望を実現させるための参考になれば幸いです。

満足できるウッドブラインド選びのコツ

数多くのメーカーがウッドブラインドを販売するなかで、どのようなブラインドを選んだらいいか、わからなくなりますよね。

「せっかく買うのだから、満足していただきたい!失敗してほしくない!」

いちメーカーとして、商品を扱っている専門家としても、数多くの商品を見てきたからこそ、ウッドブラインドを選ぶ基準をこのように設けました。ぜひチェックしてみてください。

失敗しないために!まず気を付けてほしいこと

最も重要なのは、耐久性。つまり品質を確認していただきたいと思います。

ウッドブラインドは長く使いたいですよね。

取り付けてからすぐにまた交換しなくてはいけなくなる…というのは避けたいです。安いからといって、安易に買ってしまってから、後悔してほしくないと思います。

しかし、買う前からこのメーカーの商品の品質がいいのかどうか、わからないことも多いでしょう。そこで、次の項目を確認してみましょう。

ほしいカラー・種類はある?

あなたが好きなカラーや種類はありますか?ブラインドの種類についてはこちらをご確認ください。
ブラインド「種類」と「特徴」を徹底解説!あなたが気になるブラインドはどのタイプ?

取り付けられる?

あなたのお部屋に取り付けられますか?
ウッドブラインドの取付方法には、『天井付け』『正面付け』の2種類があり、それぞれ取付可能かどうか、確認することが必要です。

以下の取り付け条件をご確認ください。

1.天井付け

天井付けの場合は以下の条件があります。

  • 奥行きは7㎝以上
  • 木製の窓枠

2.正面付け

正面付けの場合は、以下の条件があります。

  • 下地があること
  • 木枠に取り付ける場合、木枠の幅が2cm以上

 

取付についてはこちらの記事をご参照ください

取付け

操作しやすいウッドブラインドか

天然木の上質さとおしゃれさが魅力のウッドブラインドですが、デメリットとして、重たいことがあります。昇降の操作の際に、重たいと感じる人もいるでしょう。

ウッドブラインドの操作方法は、大きく分けて4パターン。

  • ループ式
  • コード式
  • ポール式
  • 電動式

このうち、当ショップのオーダーウッドブラインドは、コード式(標準ラダーコード)とループ式(ループタイプ)の2種類から選べます。
女性や高齢者の方など力の弱い人には、1本のコードで昇降&開閉できる「ループ式」がおすすめです。

お手入れ

ウッドブラインドは、カーテンのように丸洗いすることはできないので、お手入れがしやすいかどうかも重要なところです。

あなたの窓のサイズに合うか

あなたの窓のサイズに合うウッドブラインドはありますか?合うサイズを扱っていないメーカーもあるかもしれません。

採寸方法は、取り付け方によって異なります。
天井付けの場合は、窓枠の奥行き、幅、高さを測りましょう。

正面付けの場合は、窓枠(木枠)に取り付ける場合と壁に取り付ける場合とで異なってきます。

取付に関してはこちらの記事もご参照ください
取付け

素材

商品の説明欄などに、素材や耐久性についての記載はありますか?

素材・表面加工・製造の工夫が耐久性に配慮されたものであるかをチェックしてください。せっかく取り付けるのですから、長く愛用していただきたいです。

こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考になさってください。
ブラインドが安い・・・ちょっとまった!満足できる商品選びのコツ

メーカー紹介

今回比較するメーカーは「タチカワブラインド」と「Re:HOME」の2社。まずは概要を見ていきましょう。

タチカワブラインド

タチカワブラインド

国内有数のブラインドメーカー。他ショップがオリジナルとして販売しているものも、実はタチカワブラインドの製品だったりします。

主に工務店・インテリア専門店で購入でき、日本全国で採寸から施工まですべて任せられる老舗的な存在。信頼度が高く、飲食店・ホテル・ビルなど業務用のブラインドでもっとも多く見かけるメーカーです。

参照元:立川ブラインド工業株式会社(2021年1月23日時点)

Re:HOME(リホーム):当社

Re:Home

手前みそながら、インターネット通販で大人気の直販メーカーです!カーテン・ロールスクリーンなどの窓まわりから、壁紙・家具など幅広いインテリア商品を取りそろえています。デザインは、北欧がテーマ。

Re:HOME(リホーム)のウッドブラインドは、楽天ランキングでダントツの1位を取得!インターネット販売でトップシェアを誇る新進気鋭のブランドです。

株式会社リホーム

では、各メーカーの比較結果をみていきましょう!

品揃え(商品ラインアップ)

タチカワブラインド

スラットのカラーが最大29種類の「フォレティア」シリーズ。さすがの豊富さです。スラットの幅は「50mm・35mm・25mm」の3つ。そのうち、もっとも大きな50mmが高級感があるのでおすすめです。

ウッドブラインドの素材は、バスウッドという天然木がメイン。桐などの軽量素材はなく、1部商業物件の防火用にプラスチック製のものがあります。

ループ式

ブラインドの上げ下げは、1本の操作コードを手前・奥側に引くだけのループ式。スラットの開閉もコードを操作するだけで簡単です。さらに、シリーズの1つ「フォレティアタッチ」はポール式も採用。スラットの角度は細い棒(ポール)で調整するだけの簡単仕様です。

タチカワブラインドは、デザインより使いやすさや機能性を重視している印象。ただ、窓まわりを美しく演出するヘッドボックスなど、オプションで追加できるようになっています。

Re:HOME

天然木のバスウッド製20色・軽量の桐製4色・その他ヴィンテージカラーなど、多くのスラットを展開。スラット幅は50mm・35mmの2種類あり、タチカワブラインドよりも数が少ない分、素材やカラーに力を注いでいます。

天然木は、湿度などで反り・割れなどが発生しやすい材質です。でも、Re:Homeのスラットは厚みがある天然木を使っているので、トラブルが少なく高品質!老舗のタチカワブラインドなどにも引けをとらないレベルをキープしています。

ブラインドの上げ下げは、軽量で負担の少ないループ式への選択が可能。スラットを軽い桐製のものにすれば、最軽量のウッドブラインドが実現します。

コードフック

また、小さな子どもにも安全なコードフックが標準で装備。一般家庭の女性(ママ)のこころに響くような楽しい品ぞろえです。

デザイン

タチカワブラインド

大型の商業施設に多く使われることもあってか、デザイン性よりも機能性を重視する製品が増えてきたように思います。

ポール式

たとえは、片手でスラットの開閉がラクにできるポール式は一般的で、多くの人が使い方を知っているようなタイプ。ただ、まっすぐな棒がぶら下がっているので、安いアルミブラインドのような見た目にグレードダウンしてしまいます。

Re:HOME

Code cap

Re:Homeのウッドブラインドは、デザインの選択幅が広いのが魅力。コードの先端にあるコードキャップをオプション(全4種類)で変更でき、細かいところまでこだわりが出せるメーカーです。

コード式

タチカワブラインドは、片手でラクに操作できるポール式。一方、Re:Homeは両手を使う必要のあるコード式を採用しています。これは、家庭にて不特定多数の人がブラインドを開閉するシーンは少ないと考えた結果。操作性よりも、北欧的なデザイン性を重視しています。

ほかにも、ヴィンテージ感ただよう木目のカラーがあったり、スラット・ラダーテープのカラーを自由に組み合わせられるオプションがあったり。国内でトップクラスの品ぞろえなので、ウッドブラインドが楽しくオーダーできます。

価格

タチカワブラインド

オーダー注文のウッドブラインドは、販売店での個別の見積りになるので価格に差が生じます。大幅なちがいや値引きはあまり期待できませんが、できれば複数の販売店で見積りをとり、比較するのがオススメ!一般家庭じゃなく、商業施設などは交渉の価値があると思われます。

タチカワブラインドのカタログやサンプルは、全国の販売店にそろえてあります。比較的大きな街なら商品自体を見られますし、職人さんによる採寸・施工も依頼可能。ただ、その分コストがかかり価格が割高になってしまうので、ここでは星2つとなりました。

Re:HOME

高品質とバリエーション豊富な品ぞろえがあるにもかかわらず、価格は1本数千円からという圧倒的安さ!理由は、Re:Homeの販売形態が「自社&インターネット」にしぼられているから。ほかの販売店には卸さず、実店舗ももたずだと、商品にコストを集中できます。

そのかわり、購入者は自分で採寸・施工を行う必要あり。でも、Re:Homeのサイトや取扱説明書を見ると、びっくりするほど簡単にウッドブラインドが購入・取付できます。

サービス

タチカワブラインド

施工サービスは全国展開。メーカーとして、販売店へのサービスは満点だと感じます。ただ、ウッドブラインドは比較的高価であり、小さな販売店・代理店によってはあまり販売実績のない商品。細かいサポートは直接タチカワブラインドに聞かないと解決しない場合があるので、ここでは星4としました。

せっかくフルサービスの商品を購入するのであれば、やはり地元できちんとした店舗・オフィスを構える販売店・代理店から購入した方がGOOD!的確なアドバイスが受けられます。

Re:Home

Re:Homeでは、採寸・施工は購入者が自分で行うことが前提です。実はこれ、「自分でやることを楽しもう」というDIYの本場「北欧」の考え方・習慣を参考にしています。

もちろん、動画・メール・電話によるサポートは充実。商品は、安心の1年保証付き。ほか、注文前に木の色味がチェックできる「無料サンプル」や、万が一の場合に安心な「再カット保証」など、安心して注文できるサービスが積極的に行われています。

徹底比較まとめ

タチカワブラインド品はこんな人におすすめ

  • 採寸・施工がむずかしく感じる人
  • 採寸・施工に時間をかけていられない人
  • デザインよりも使いやすさ・機能性を重視したい人

ブラインドの老舗であり、ヒアリング・採寸・施工までのフルサービスが受けられるタチカワブラインド。DIYもできますが、むしろフルサービスを行ってもらわないともったいない!と感じます。

職人さんに採寸・施工してもらうことは、商品数にあまり関係ありません。1本だけじゃなく建物全体の窓に取り付けてほしい場合や、高所などで危険が伴う場所には、施工まで行ってもらう方が安全だと思います。

Re:HOME品はこんな人におすすめ

  • 一般家庭・小規模な店舗
  • 自分で採寸・施工を楽しみたい
  • 少しでもコストを下げて安くGETしたい
  • 部屋のインテリアをグレードアップしたい

Re:HOMEのウッドブラインドは、このような人にかなりおすすめのメーカーです。職人さんほど上手くできないのでは?と不安かもしれませんが、プラスドライバー・インパクトドライバーがあれば、意外と女性でも簡単に取り付け可能!。カーテンでは物足りず、部屋をもっとおしゃれに飾りたい人にもオススメです。

Re:HOMEのウッドブラインドを見る

rehome
この記事を書いた人: rehome
ReHOMEサイト店長の天谷です。当店はカーテンやウッドブラインドなどの窓回り専門店からスタートしま 詳細はこちら

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