せっかく買ったカーテンが短いと、見た目がアンバランスでお部屋全体がなんだか残念な印象になってしまいます。また、窓枠に合わない短いカーテンは、見た目のほかにもさまざまなデメリットが…。
とはいえ、せっかく買ったカーテンを、サイズが合わなかったからといって捨ててしまうのはもったいないですよね。
そこで、この記事では、短いカーテンのデメリットやカーテンの丈を伸ばす方法、短いカーテンを買わないための適切な計測方法などについて詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
短いカーテンのデメリット
短いカーテンは、見た目が微妙ということ以外にも、さまざまなデメリットがあります。ここでは、カーテンが短いために起こるデメリットを紹介していきます。
光が漏れる
カーテンが短いと、裾から光が入ってきてしまいます。購入したカーテンに遮光機能がついていても、カーテンの裾から光が入ってくるので、部屋が明るく感じてしまうでしょう。
外から室内が見える
カーテンが短いと、下から家の中が見えてしまいます。レースカーテンをつけている場合でも、ミラーレースカーテンや遮像レースカーテンでない限り室内の様子はある程度わかってしまうことも。プライバシーを保護したい場合は、短いカーテンをつけたままにしない方がいいでしょう。
1階や2階などの低層階に住んでいる人は、防犯の観点からも短いカーテンをそのままにしておくのは避けましょう。
暖房が窓から逃げる
暖かい空気は上に行くので、カーテンが短いと床との隙間から外の冷たい空気が入り、室内が寒く感じることも。また、冷気の6~7割は窓から侵入してくるといわれています。カーテンと床の間に隙間があると、どんなに暖房をつけていても冷気が下から入ってきて、暖房の効率も下がってしまいます。
カーテンが短いときの対処法
せっかく購入したカーテンが短くても、すぐに捨てないでください。場合によってはカーテンの丈を長くできるかもしれません。ここでは、短いカーテンの長さを出す方法を紹介します。
アジャスターフックでカーテンを下げる
カーテンレールを吊るすアジャスターフックは、引っ掛ける位置を最大約4~6cm動かせます。そのため、カーテンの長さが後数センチ足りないときは、アジャスターを調節するだけで最適な長さになるかもしれません。
ちなみにRe:HOMEで取り扱っているアジャスターフックは、上に3cm下に1cm動かせますよ。
カーテンリングやクリップを活用する
カーテンレールにはフックを取り付ける多機能レールと、カーテンリングを取り付ける装飾レールがあります。装飾レールの場合は、直径の大きいカーテンリングに取り替えると、リングの直径+約1cm程度長さを出せますよ。
カーテンクリップは、ライナーやカーテンリングに取り付けることでクリップの長さ分の長さを出すことができます。ただ、あまりに長いクリップを使ってしまうとカーテンの上に大きな隙間ができてしまい、外から光が入ってくるため要注意です。
カーテンの裾出しをする
既製カーテンの裾の折り返しは約8cmに設定されていることが多く、裾をほどくことで約6cmは長さ出しができます。長さ出しの手順は簡単で、まずはカーテンの裾をほどき、折り返しを縫い直すだけです。
オーダーカーテンの場合は10cmの折り返しを2回行っている場合が多いため、約15~17cmは長さ出しができるでしょう。
カーテンの裾を継ぎ足す
カーテンの長さが大幅に足りないときは、生地を継ぎ足して長さ出しをするという手も。廃盤や売り切れなどで同じカーテン生地が手に入らない場合は、レースやフリンジテープなどを付け足し、ドレスアップしてみてはいかがでしょうか。
ミシンがない人、裁縫が苦手な人は、丈継ぎサービスを行っているインテリアショップもあります。
【窓タイプ別】短いカーテンを買わないための適切な計測方法
カーテンの測定方法は、窓タイプによって異なります。ここでは、短いカーテンを購入しないよう、窓タイプ別にカーテンの正しい測定方法を紹介します。
カーテン丈の測り方
カーテン丈は、カーテンレールからではなく固定ランナーの下部分からメジャーで測るのが正しい計測方法です。窓タイプ別に適切なサイズを下記にまとめました。
- 掃き出し窓:固定ランナーから床下までの長さ-1cm程度
- 腰窓:固定ランナーから窓枠までの長さ+15cm程度
- 出窓:固定ランナーから窓台までの長さ-1cm程度
カーテン幅の測り方
カーテン幅は、多機能レールの場合は両端の固定ランナーの間を、装飾レールの場合は両端の装飾キャップの間をメジャーで測るのが正しい計測方法です。出窓の場合は、カーテンレールのカーブにメジャーを沿わせて長さを計測しましょう。
カーテン幅は、窓タイプに関わらず【採寸した横幅】に、横幅の5/100上乗せしたものが理想的なサイズです。
カーテンのサイズを測ったら注文サイズを決定しよう
カーテンには主に既製品とオーダーの2種類があります。ここでは、既製カーテンとオーダーカーテンの注文方法を紹介していきます。
既製カーテン
既製カーテンの一般的なサイズは、幅100×丈135cm、幅100×丈178cm、幅100×丈200cmの3サイズですが、RE:HOMEの既成カーテンのサイズは下記の通りです。
〈既製ドレープカーテンのサイズ対応表〉
採寸した横幅 | 80~100cm | 101~125cm | 126~150cm | 151~175cm | 176~200cm |
対応する既製サイズ〈横幅〉 | |||||
100cm | 125 cm | 150 cm | 175 cm | 200 cm | |
既製サイズ
〈丈〉 |
100cm | 180 cm | 180 cm | 180 cm | 180 cm |
135 cm | 190 cm | 190 cm | 190 cm | 190 cm | |
180 cm | 200 cm | 200 cm | 200 cm | 200 cm | |
190 cm | 210 cm | 210 cm | |||
200 cm | |||||
210 cm |
〈既製レースカーテンのサイズ対応表〉
横幅 | 80~200cm(5cm刻み) | ||||
丈 | 88~228 cm(下からお選びください) | ||||
88 cm | 93 cm | 108 cm | 118 cm | 133 cm | |
148 cm | 178 cm | 183 cm | 188 cm | 193 cm | |
198 cm | 203 cm | 208 cm | 213 cm | 218 cm | |
223 cm | 228 cm |
既製カーテンを購入する際は、上記の対応表を参考に、自分の家の窓枠に合うサイズの商品を選ぶといいでしょう。
オーダーカーテン
オーダーカーテンは、1cm単位で注文が可能です。既製カーテンで最適なサイズがない場合は、オーダーカーテンを購入するといいでしょう。
Re:HOMEでオーダーカーテンを購入される場合は、気に入ったカーテンの商品ページ下にある「横幅」「高さ」の欄に計測したサイズを記入するだけでOKです。
Re:HOMEでは、計測した幅の1.5倍の生地で製作しているので、「横幅」の欄には固定ランナーから固定ランナーまでの長さを入力してください。
「高さ」の欄には固定ランナーの下部分からの長さに-1cm~±15cmしたサイズを入力しましょう。
カーテンの長さに+-するcmは窓によって違うため、下記を参考にしてくださいね。
- 掃き出し窓:固定ランナーから床下までの長さ-1cm程度
- 腰窓:固定ランナーから窓枠までの長さ±15cm程度
- 出窓:固定ランナーから窓台までの長さ-1cm程度
オーダーカーテンの魅力
オーダーカーテンと聞くと、敷居が高く感じる人もいるかも知れませんが、実はそんなことはなく、既製カーテンにはない魅力がたくさん! ここでは、オーダーカーテンならではの魅力を4つ紹介していきます。
ぴったりサイズのカーテンを製作してもらえる
オーダーカーテンは1cm単位で注文できるため、自宅の窓にぴったりサイズのカーテンを取り付けられます。また、「防寒対策にちょっとだけ長めのカーテンが欲しい」「床スレスレサイズのカーテンが欲しい」など、お好みに合ったサイズでカーテンを製作してもらえるのが嬉しいポイント。既製カーテンの場合はサイズが決まっているため、そうはいきませんね。
おしゃれなデザインのカーテンが豊富
オーダーカーテンは、デザイン性が豊かで有名デザイナーやデコレーターが手掛けたものも多くあります。素材のバリエーションも多く、お部屋のテイストにぴったりとマッチするカーテンを選べるため、統一感が増し、お部屋の雰囲気がグッとおしゃれになるでしょう。
個性のある部屋にしたい、雰囲気が素敵なお部屋にしたい人におすすめです。
生地や縫製のレベルが高い
オーダーカーテンに使われる生地は質がよく既製カーテンよりも分厚いため、長くきれいに使えます。また、部位ごとに糸の強弱を変える、裾を二重、三重にするなど縫製レベルも高く、仕上がりが美しいのも特徴です。
定期的にお手入れをしているオーダーカーテンなら10~15年以上もつため、高品質なものを長く使いたい人に最適。ちなみに既製カーテンの寿命は3~5年とされています。
ひだの倍率まで調整できる
カーテンのひだには1.0倍ひだ、1.5倍ひだ、2.0倍ひだ、フラットがありますが、オーダーカーテンはひだの倍率も自由に選べます。○○倍とは、カーテンの仕上がり幅に対して使う生地の幅のことを表していて、たとえば2.0倍ひだで仕上がり幅100cmのカーテンを作る場合は、100×2.0=200cmの生地を使うということです。
1.0倍ひだや1.5倍ひだは既製カーテンにもよく使われている仕様で、ひだが浅くてすっきりした窓辺になるため、カジュアルなお部屋に向いています。2.0倍ひだはひだが深く重厚感があるため、シックなお部屋に最適でしょう。ひだが深いと保温性もアップします。
フラットはひだがなくウェーブがゆるやかなので、ナチュラルテイストやシンプルなお部屋に似合いますよ。ひだがない分、柄がきれいに見えるのも特徴です。また、フラットは使う生地が少ないのでオーダーカーテンの中でも比較的お安く注文できます。
【長さ自由自在】おしゃれな遮光オーダーカーテン3選!
Re:HOMEでは、遮光機能や断熱機能を兼ね備えたデザイン性の高いオーダーカーテンを数多く取り揃えています。ここでは、中でも人気の高いおしゃれなオーダーカーテンを紹介していきますね。
天井を高く見せる【1級遮光-北欧デザイン】Senni_1ライトグレー
【1級遮光-北欧デザイン】シリーズは、フィンランド出身のグラフィック・テキスタイルデザイナーが手掛けた当店オリジナルの遮光カーテン。北欧らしい自然をモチーフにしたデザインが特徴で、遮光機能のほか防音率が40~50%、断熱率が57%と高いのも人気の理由。
【1級遮光-北欧デザイン】Senni_1ライトグレーは、優しいグレーをベースに白いラインが入っているオーダーカーテンです。ボーダー柄は天井を高く見せる効果があるため、狭いお部屋におすすめですよ。
シンプルなデザインなので、「柄物に挑戦したいけど勇気がでない」「無地は飽きた」といった人におすすめです。
ポップな色合いの【1級遮光-北欧デザイン】Kera_20マスタード
【1級遮光-北欧デザイン】Kera_20マスタードは、黄色の細かいラインが集まってできたバルーン柄のオーダーカーテンです。黄色のカーテンは、お部屋の雰囲気を一気に明るくしてくれますよ。彩度がそれほど高くない黄色なので、落ち着いた雰囲気のお部屋にもぴったりです。
「カラフルなカーテンにしたいけど子どもっぽくならないか不安」「印象的なカーテンにしたい」と考えている人におすすめですよ。
上品なボタニカル柄の【1級遮光-北欧デザイン】Syksy_4ライトグリーン
【1級遮光-北欧デザイン】Syksy_4ライトグリーンは、黄緑のベースに繊細なラインで葉っぱが描かれているオーダーカーテンです。柄物ですが葉っぱのラインが細いため、主張せずどんなお部屋にも合わせやすいでしょう。ナチュラルテイストや北欧テイストのお部屋にはとくに似合うはずです。
適切な長さのカーテンで生活をより快適に
丈の短いカーテンは、光が漏れる、外から室内が見えるなどのデメリットがあるため、アジャスターやフック、カーテンクリップなどで長さを調節したり、裾出したりするのがおすすめです。
これから新しくカーテンを買い直す場合は、本記事で紹介した窓別のカーテンサイズの計測方法を参考に、最適なサイズのカーテンを選びましょう。
ドレープカーテンには既製とオーダーの2種類があります。既製カーテンはリーズナブルでシンプルな商品が多く、オーダーカーテンはデザイン性・品質の高い商品が多いです。
引っ越しや模様替えなど、カーテンを買い替える機会は意外に少ないのではないでしょうか。
品質のよいカーテンを長く使っていきたいと考えているなら、これを機にオーダーカーテンに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。
Re:HOMEでは、北欧柄やどんな部屋にもマッチしやすいシンプルでいて高品質なオーダーカーテンを豊富に取り揃えておりますので、ぜひ参考にしてみてください。