お部屋で大きな面積を占めるドレープカーテンは、素材やテイスト、色などで与える印象が大きく変わります。ドレープカーテンは安くて素敵な商品が豊富に売られていますが、それゆえに「どれを選べばいいんだろう」と悩む人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ドレープカーテンの特徴や選び方、機能性について紹介します。最後にはおしゃれな遮光ドレープカーテンも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドレープカーテンとは?
ドレープカーテンのドレープは、英語で「布の重さで自然にできるひだ」を意味します。つまりドレープカーテンとは、厚地で作られたひだのあるカーテンということです。
ドレープカーテンはレースカーテンよりも重厚感があり、ひだにボリュームもあるので、上品で優雅なイメージを与えてくれます。
ドレープカーテン「安い」以外で注目すべきこと
ドレープカーテンを購入する際、値段が安いに越したとこはありませんよね。ですが、安さだけにこだわってドレープカーテンを選ぶと、すぐに生地が傷んでしまったり、生地が薄くてカーテンの役割を果たしていなかったりなど、いろいろな問題が起きる可能性があります。
ドレープカーテンを購入する際は、安さ以外にも機能性に注目すると失敗を避けられるでしょう。
ドレープカーテンの機能性
ドレープカーテンは、商品によってさまざまな機能性を兼ね備えたものも。ここでは、ドレープカーテンの機能性を紹介していきます。
遮光性
遮光機能を兼ね備えたドレープカーテンは、昼でも室内を暗くできるため、朝までぐっすり寝たい人や夜勤明けで朝方に寝る人などにおすすめです。遮光ドレープカーテンを取り付けることで、光を気にせず熟睡できるでしょう。
遮光カーテンには等級があり、数字が小さくなっていくにつれて遮光率が上がります。
遮光等級 | 遮光率 | 明るさのレベル |
1級 | 99.99%以上 | 人の顔の表情が認識できないレベル |
2級 | 99.80%以上 | 人の顔あるいは表情がわからないレベル |
3級 | 99.40%以上 | 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル |
1級遮光のカーテンは、NIF法によってさらに5段階に分けられており、タグへの表記が義務付けられています。
- 遮光1級(A++)…生地からほとんど光を感じないレベル
- 遮光1級(A+)…生地からわずかに光を感じるレベル
- 遮光1級(A)…生地から光を感じるが、生地の織り組織や色はわからないレベル
- 遮光1級(B)…生地から光を感じ、生地の織り組織や色もわかるレベル
- 遮光1級(C)…生地全体は薄明るく見えるが、人の表情が認識できないレベル
等級は、自分の生活スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
断熱・保温性
断熱・保温性のあるドレープカーテンは、裏地に特殊な加工を施し熱が逃げないようになっているので、室内の温かい空気や冷気が窓から逃げるのを防いでくれます。そのため冷暖房効率がアップし節電につながるでしょう。
また、断熱・保温ドレープカーテンを使うと室内の暖かい空気が窓に触れるのを防いでくれるため、結露防止にもなります。窓の結露はカビやパッキンの劣化にもつながるため、窓ガラスの手入れをする時間がない人は、断熱・保温機能の付いたドレープカーテンがおすすめです。
防炎性
防炎性のあるドレープカーテンは、繊維に燃えにくい加工を施しているカーテンです。
火災が発生した場合、ドレープカーテンは一瞬で天井まで燃え広がることも。しかし防炎機能の付いたドレープカーテンなら、通常のドレープカーテンよりも約10分延焼を遅らせる効果があるとされています。
ドレープカーテンの選び方
バリエーション豊かなドレープカーテンは、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。ここでは、ドレープカーテンの選び方を紹介します。
機能性で選ぶ
ドレープカーテンには、先程紹介したように遮光性・断熱・保温性、防炎性などさまざまな機能を兼ね備えた商品があります。
自分の生活スタイルや使用場所を考慮し、機能性が充実しているドレープカーテンを選ぶといいでしょう。たとえば、日の光が苦手なら遮光ドレープカーテンを、光熱費を節約したいなら断熱カーテンを、キッチンのコンロ付近のカーテンには防炎ドレープカーテンを、といったように選ぶのがおすすめです。
デザインで選ぶ
ドレープカーテンには、シンプルな無地や天井を高く見せるストライプ、草木が描かれたボタニカルなどのさまざまなデザインの商品があります。無地はどんなお部屋にも合わせやすく、柄物はアクセントとなりお部屋の印象が変わります。カーテンをつける部屋をどんなイメージにしたいのかを考えてから、決めることをおすすめします。
色で選ぶ
ドレープカーテンの色は、お部屋の印象を左右します。
たとえばベージュやアイボリーなどの温かみのある色は、壁紙とよく馴染み安らぎを与えてくれるのが特徴です。黒やグレーは高級感や洗練された印象を与えてくれます。
色彩鮮やかな黄色は元気で明るい印象を、ピンクは華やかで可愛らしい印象を与えてくれますよ。
お部屋のテイストで選ぶ
お部屋のテイストに合ったドレープカーテンを選ぶという方法も。北欧テイストのお部屋なら北欧柄のドレープカーテンを、モダンテイストのお部屋ならグレーやブラウンの無地のドレープカーテンを選ぶとちぐはぐにならず、統一感のありぐっとおしゃれな印象に。
ウォッシャブルタイプを選ぶ
小さなお子様やペットがいる場合は、ドレープカーテンの汚れが気になることもあるでしょう。頻繁に洗濯をするなら、ウォッシャブルタイプのドレープカーテンを選ぶと安心です。
ウォッシャブルタイプのドレープカーテンは、自宅で簡単に洗濯でき、生地も傷みにくいため長く使えます。
ドレープカーテンのひだの種類
ドレープカーテンのひだには2つの種類があります。
ジャパンスタイル
ジャパンスタイルは、ひだを矯正でくっきりさせているためカーテンを束ねたときにボリューム感がでるのが特徴です。
また、ジャパンスタイルの中でもひだの数によってフラット、1つ山ひだなど4種類に分類されています。
- フラット…ひだがなく、広げたときに自然なウェーブを演出できる
- 1つ山ひだ…仕上がり幅の約5倍の生地を使っており、1つのひだ山でシンプルなイメージを演出できる
- 2つ山ひだ…仕上がり幅の約5~2倍の生地を使っており、程よいボリューム感がでる
- 3つ山ひだ…仕上がり幅の約2倍の生地を使っており、たっぷりとボリューム感がでるのが特徴。重厚感や高級感を演出できる
フィンランドスタイル
フィンランドスタイルはひだを矯正するのではなく、カーテンの重みで自然なひだ山ができるのが特徴です。広げたときにひだがないため、デザインをすっきりときれいに見せてくれます。束ねたときもかさばらず、きれいにまとまります。
ドレープカーテンのサイズの測り方
ドレープカーテンを購入するときは、まずカーテンレールの両端にある固定ランナーの間がどれくらいか測りましょう。その数値にカーテンのゆとりとして1.07をかけた数字が仕上がり幅として最適です。
- カーテンレールの長さ×07=最適なカーテン幅
次に丈を測りましょう。丈はカーテンレールのランナーの穴から床までの長さを測ります。掃出し窓の場合は上記の長さから-1cm、腰高窓の場合は+15~20㎝足した長さが仕上がり丈として最適です。
ドレープカーテンのお手入れ方法
ドレープカーテンを長くきれいに使うために、正しいお手入れ方法を知っておきましょう。
洗濯OKの場合
ウォッシャブルタイプのドレープカーテンなら、フックからドレープカーテンを外し、目に見える大きな汚れを掃除機やコロコロで取り除きます。大きなシミや頑固な汚れがある場合は、漂白剤やおしゃれ着洗剤などに1時間ほど漬け置きしてから洗濯しましょう。
とくに大きな汚れがない場合は、ドレープカーテンを畳み洗濯ネットに入れ、生地に負担の少ないおしゃれ着洗剤で洗います。洗濯が終わったら、濡れたままのドレープカーテンをカーテンレールに取り付けて乾燥させましょう。
洗濯NGの場合
洗濯不可のマークが付いているドレープカーテンは、水につけると色落ちしたり、シワになったりするため家庭での洗濯は控え、クリーニングに出しましょう。
【1遮光】お部屋の雰囲気をワンランクアップさせるドレープカーテン7選!
ここでは、Re:HOMEで人気のおしゃれなドレープカーテンを紹介していきます!
上品でおしゃれな【1級遮光-ソポ】マゼンタ
【1級遮光-ソポ】マゼンタは、シックなワインレッドのドレープカーテンです。クラシックテイストのお部屋にワンポイントとして取り入れると、ワンランク上のおしゃれな空間になりますよ。
【1級遮光-ソポ】シリーズは、シンプルかつ洗練された色合いのドレープカーテンで、断熱率57%、防音率40~50%と機能性もバッチリです。
アースカラーの【1級遮光-ルオント】アップルグリーン
柔らかい色彩の【1級遮光-ルオント】アップルグリーンは、ナチュラルテイストのお部屋にぴったりのドレープカーテンです。緑色のドレープカーテンは、心に癒やしや安らぎを与える効果があるため、リビングや寝室に取り入れるとリラックス効果も期待できるでしょう。
【1級遮光-ルオント】シリーズは、綿ライクな風合いが特徴で断熱率63%、防音率40~50%となっています。
ナチュラルテイストのお部屋に最適な【1級遮光-ルオント】シャンパンベージュ
【1級遮光-ルオント】シャンパンベージュは、どんなお部屋にも合わせやすいドレープカーテンです。白すぎず暗すぎないちょうどいい色合いのベージュは人気色。ナチュラルテイストのお部屋はもちろん、どんなお部屋にも合わせやすいですよ。
天井を高く見せる【1級遮光-北欧デザイン】Senni_3ライトターコイズ
【1級遮光-北欧デザイン】Senni_3ライトターコイズは、太さがバラバラのラインが縦に走るドレープカーテンです。ストライプは天井を高く見せてくれる効果があります。
【1級遮光-北欧デザイン】シリーズは、フィンランドのグラフィック&テキスタイルデザイナーがデザインした北欧柄のドレープカーテンです。遮熱・防音機能も付いていて、デザイン性と機能性が高い商品となっています。
ふんわりバルーン模様の【1級遮光-北欧デザイン】Kera_1シルバー
【1級遮光-北欧デザイン】Kera_1シルバーは、白いラインが集まってできたバルーンがちりばめられているドレープカーテンです。柄物ですがベースが落ち着いたグレーなので、シンプルなお部屋にもよく似合うでしょう。
繊細なボタニカル柄の【1級遮光-北欧デザイン】Syksy_2ベージュ
【1級遮光-北欧デザイン】Syksy_2ベージュは、スタイリッシュな葉っぱが描かれているドレープカーテンです。ボタニカル柄は主張の激しいものが多いですが、こちらはベーシュをベースに白いラインで葉っぱが描かれているため、どんなインテリアにも馴染みやすいでしょう。
小鳥がかわいい!【1級遮光-北欧デザイン】Lento_20イエロー×ブルー
【1級遮光-北欧デザイン】Lento_20イエロー×ブルーは、可愛い小鳥が描かれた北欧らしいドレープカーテンです。鮮やかな黄色や深い青など色使いがカラフルなため、お部屋を明るく彩ってくれますよ。
ドレープカーテンはレースカーテンと組み合わせて!おすすめ商品3選!
通常ドレープカーテンは、レースカーテンと組み合わせて使います。ここでは、おしゃれなレースカーテンを紹介します。
優しい雰囲気の【プライバシーレースカーテン】リネンミックス
【プライバシーレースカーテン】リネンミックスは、名前の通りリネンがミックスされたレースカーテンです。リネン特有の生成り色が特徴のレースカーテンで、ナチュラルテイストのお部屋にぴったりマッチするでしょう。
ハウスダストや花粉をキャッチ!【プライバシーレースカーテン】クリーンプラス
【プライバシーレースカーテン】クリーンプラスは、ハウスダストや花粉をキャッチする加工が施されているレースカーテンです。花粉の時期は窓を開けられない人も、こちらの商品なら花粉をブロックしてくれるので、窓を開けて換気しやすいでしょう。
控えめなドッド柄が素敵な【プライバシーレースカーテン】エコモール マカロンピンク
【プライバシーレースカーテン】エコモール マカロンピンクは、小さなドッド柄が縦に並ぶレースカーテンです。控えめで可愛いデザインなので、ノーマルなレースカーテンでは物足りないけど、ありふれたものはちょっと…という人におすすめですよ。
自分に合ったドレープカーテンでお部屋をおしゃれにデザインしよう
ドレープカーテンは、お部屋の中で占める面積が大きいため、与える印象を左右します。ドレープカーテン選びに迷ったときは、本記事で紹介した選び方や商品を参考に、自分のお部屋に最適な商品を選んでみてくださいね!お部屋に合ったカーテンにするだけで、雰囲気がガラリと変わり、おしゃれ度もアップするでしょう。