インテリアに興味がある方なら一度は聞いたことがあるであろうシェルチェア。
懐かしいと思う人、可愛いと思う人、シェルチェアは洗練されたスタイルで、定番となった今もおしゃれなお店やテレビなどで見かけます。
欲しいんだけど「座り心地はどうなの?」という方もいるのではないでしょうか?
シェルシェルチェアをダイニング用の椅子として使おうかと考えている方にとっては座り心地、クッション性はかなり気になるところ。
ここでは「お部屋をおしゃれにしたい」「ダイニングをおしゃれにしたい」そういった方に向けて、イームズの代表作「シェルチェア」+座布団のように使えるアイテムやクッション、ファブリックについてご紹介しています。
目次
シェルチェアとは
シェルチェアとは『チャールズ&レイ・イームズ』の手によってデザインされたデザイナーズチェアの総称です。
なかでも1953年アメリカで商品化された『シェルチェア』は、丈夫で軽く大衆のニーズを掴んだおしゃれなデザインがヒット、今では普及の名作とまで言われています。
ちなみにシェルチェアの「シェル」とは「貝殻のような形」からイームズ夫妻によって名付けられました。
世界的なデザイナーズチェア
シェルチェアは世界的に有名なデザイナーズチェアです。
有名家具デザイナーのなかでも、巨匠と呼ばれるジョージ・ネルソンやイサム・ノグチらと並び、20世紀の工業デザインに影響を与えた、歴史的価値が世界に認められています。
簡単に特徴をご説明します。
-
すっぽりと包み込む座り心地
-
座高は高めで男性でも座りやすい
-
ヒジ掛けのないデザインは、ダイニングなど立ち座りの多い場所に最適
おしゃれなデザインで所有者の満足度が高く、インテリアとしては使い勝手がよいため誰からも取り入れやすい椅子です。
主な製造・販売元はアメリカのHermanMiller社(ハーマンミラー)またはドイツのVilla社(ヴィラ)。正規品の新品は価格は脚の形にもよりますが、一脚5万円前後となかなかいいお値段です。
ちなみにコレクター要素がある初期モデルには一部プレミア価格で取引されています。
もともとはFRP製
初期のシェルチェアは1950年頃、当時高価だったプラスチックを避け、ガラス繊維やグラスファイバーと呼ばれる『FRP素材』で制作されていました。
と言うのもFRPとは、自動車にも使われる固くて丈夫な素材でしたが、均等な厚みで作ることが難しく、製造過程での身体への影響やリサイクルが出来ない環境への配慮から製造中止に。
以降90年代後半からは、製造・販売元をハーマンミラー社に変更されるとともに、樹脂であるPP(ポリプロピレン)で製造されるようになりました。
その後もリサイクルに配慮・改良されたFRP製やワイヤー製、木製(プライウッド)などリメイクが続いたことから、作者の愛着や周囲からの根強い人気が伺えます。
シェルチェアはとても美しいシルエットでお部屋に置いてあるだけでおしゃれに見えるアイテムですが、素材がPP製ということもあり座っている時にクッション性がなく長時間の使用は難しかったのです。
美しいシルエットだが長時間座っているのはさすがにお尻が痛い!
そこでチェアパッドが登場
長時間座るとお尻が痛くなるのは、シェルチェアとて同じです。
オリジナルのシェルチェアはシルエットは美しいものの、素材として使われているFRPやPPは固い素材です。
そこで登場したのが「チェアパッド」です。
背中やお尻にクッションを挟んで使う方もいますが、「シルエットがクッションで壊されるのが嫌だ、でもお尻が痛いのも嫌」というシェルチェア特有の悩み。
チェアパッドがおしゃれに解決します。
チェアパッドで更におしゃれ
チェアパッドとは椅子やスツールに敷く薄型のクッションです。
無地やイラスト入り、色や素材も様々なデザインでシェルチェアをよりおしゃれに演出できます。
特徴はやはりシェルチェアのシルエットを壊さない、主張しすぎないことです。
シェルチェアの他、木製の椅子以外にも直接床に置いて座布団のように使うことができます。
選ぶポイント3つ
シェルチェアに合わせるチェアパッドを選ぶ基準について、ポイントを3つご紹介します。
- クッションの耐久性、柔らかさが持続するか
- ズレ防止、裏面に滑り止めがついているか
- 大きさと形 → 35cmの円形がおすすめ(大きいとダサい)
座り心地重視ならシェルチェアのリプロダクト品のクッションタイプが絶対おすすめです。
【ちょっと補足】リプロダクト品とは?
オリジナルの意匠権にある保護期間が満了したデザインを忠実に再現し、より良く低価格での提供が可能な商品の総称で、ジェネリックや復刻版と呼ばれることもあります。
オリジナルの良さはそのままに、コピー品や模造品と違った新たな魅力がある点が魅力です。
クッションタイプがおすすめな理由
シェルチェアの座り心地を座布団をつかわず、おしゃれにグレードアップしたい方はクッションタイプがおすすめです。
ではクッションタイプをおすすめする理由について見ていきましょう。
座り心地が抜群にいい → 厚さ3cmのクッション
クッションタイプは「長時間座っても疲れないこと」を目指したシェルチェアのリプロダクト製品です。
注目はシェルチェアの美しいシルエットを壊さない、絶妙な3cmのウレタンの厚み。
オリジナルの魅力はそのままに、座り心地やフィット感を改善しています。
チェアパッドみたいにズレてこないしヨレない
チェアパッドの最大の弱点はシェルチェアに敷いたチェアパッドがズレたりヨレたりすることです。
裏面にズレ防止の工夫があったとしても、全くズレないわけではありません。
座りなおしたり、洋服との摩擦によってチェアパッドが落ちることはよくあります。
シェルチェアはダイニングなど「立ち座りの多い場所」での使用に適した椅子なので、立ち上がるたびに毎回チェアパッドを拾って置き直すとなると面倒。
その点クッションタイプはズレたりヨレたりせず、ちょっとした煩わしさを解消できます。
種類が豊富だからお気に入りがきっと見つかる
リプロダクト品のシェルチェアのファブリックタイプは種類が豊富です。
レザーやベルベット、パッチワークと全4系統、色の種類まで含めると23種類のアイテムがあるため、お気に入りがきっと見つかります。
そのため「おしゃれな部屋にしたい」という方にこそ選んでほしいアイテムです。
リプロダクト品は生地の種類が豊富
豊富なカラーでインテリアが楽しくなる
自分好みにお部屋をイメージすることはインテリア選びの楽しみです。
ファブリックタイプの豊富なカラーから一部ご紹介します。
新色として、2019・2020年秋冬の流行色『サンセットオレンジ』を含む暖色系3色と爽やかな寒色系、淡いモノトーン系の計6色をラインナップ。
アースカラーやモノトーン、ビビッドカラーやパッチワークなど23種類のアイテムから選べるため、好みに合わせたインテリアが楽しめます。
【ちょっと補足】インテリアに統一感をだすには?
まとまりのあるインテリアコーディネートには、どこに何色を置くのか色彩計画を建てましょう。
ベースカラー70%、テーマカラー25%、アクセントカラー5%といった具合に、壁や床を含め3色前後でまとめるとよいでしょう。
生地をパッチワーク状に組み合わせた椅子は部屋のアクセントになる
無表情な部屋にシェルチェアを1脚置くだけでもお部屋の印象が変わります。
お部屋に取り入れるなら、パッチワークシリーズを選びましょう。
なぜならもちろん単色のシェルチェアでも十分に演出できますが、お部屋のアクセントとして効果的だからです。
『千鳥格子』など、他には無いシェルチェアを探している方にもおすすめします。
さわり心地がいいベルベット
ベルベット素材はビンテージやアンティーク調に相性の良い素材です。
シェルチェアの折り紙付きのデザインとくすみ感のあるさりげない光沢がエレガント。
柔らかな手触りはより優雅にリラックスした雰囲気をおしゃれに演出してくれます。
レトロな雰囲気がおしゃれなレザータイプ
そもそもシェルチェアのモダンな印象は、どんなシーンにも合わせやすいです。
レザータイプはレトロ調以外にも男前インテリアや和風モダン他、インテリアテイストの幅が広く使いやすいアイテムです。
今、楽天で一番売れているクッションタイプのシェルチェア
楽天市場では売れている商品をランキング形式で発表しています。
『Re:HOME』のリプロダクトは楽天市場で売れた商品のなかで「イス・チェア部門」や「ダイニングチェア部門」他で1位を獲得し、3冠を達成。
他にもシェルチェアのリプロダクトがあるなかで、テストするモノ批評誌 MONOQLO(モノクロ)の2018年4月号『気持ちい部屋づくり即買いアイテム特集』に楽天1位として掲載されました。
Re:HOMEのリプロダクトをご紹介
当社のリプロダクトのについてご紹介します。
-
強度や弾力性で国内トップクラスの品質
-
3cmのクッションが快適な座り心地
-
裏側や生地、繊細な色味までしっかりとした作り込み
-
製作された方の意気込みが感じられる耐久性
-
バリエーションの多さ
-
コストパフォーマンス
特に「イームズ本来の品質を感じたい」という声に答えるリプロダクトとして、安かろう悪かろうではなく、オリジナルにはない価値の提供を目指しています。
選べる座面:40種 選べる脚:6タイプ
当社のシェルチェアが選ばれる理由をご紹介します。
-
オリジナルの魅力を生かした「強化樹脂タイプ」
-
優れた座り心地と素材感で存在感のある「ファブリックタイプ」
これら2つのラインナップと6種類の脚が選べます。
-
木製(ナチュラル/ブラウン)
-
PP製(ブラック/ホワイト)
-
スチール製(シルバー/ダークブラック)
より具体的に見ていきましょう。
ファブリック
シェルチェアのシルエットをそのままに、座り心地が良くなったクッションタイプ。
オーソドックスなスタイリングはどんなご家庭にも取り入れやすいため最も人気があります。
▶詳しくはシェルチェア-Fabric生地 TYPE(リプロダクト)をご覧ください。
パッチワーク
美しいシルエットと無地の座面というシェルチェアのイメージを革新するパッチワーク生地タイプ。定番の北欧系はもとより個性的なインテイリアテイストにも相性は抜群です。
▶詳しくはシェルチェア-Patchwork生地 TYPE(リプロダクト)をご覧ください。
レザータイプ
コーディネートしやすいレザータイプ。
木製家具との相性も良く、性別を選ばずモダンな大人っぽさを演出したい場合におすすめの一品。
▶詳しくはシェルチェア-Leather生地 TYPE(リプロダクト)をご覧ください。
リホームのお客様のシェルチェアコーディネート
・坪庭を見ながら仕事したい 家のインテリアにもなるシェルチェア
https://www.rehome-japan.com/contents/style/coordinate-eams1/
・ボタニカルなインテリアに合うシェルチェア
https://www.rehome-japan.com/contents/style/eames/
・雑誌の評価通りシェルチェアを選んで満足しています!
https://www.rehome-japan.com/contents/style/item-eams2/
・部屋自体、軽くすっきりした感じに
https://www.rehome-japan.com/contents/style/item-eams/
・好きな物に囲まれて、家にいるのが楽しいです
https://www.rehome-japan.com/contents/style/fun/
・イメージ通りで満足!
https://www.rehome-japan.com/contents/style/eames-chair20180327/