火災が起きたときに、燃え広がりや逃げ遅れが防ぎやすい防災カーテン。せっかく部屋の中に取り付けるなら、インテリアならではのおしゃれ感も大切にしたいですよね。
あなたが好きなものを選べば、おしゃれ感にほっとできる安心感が加わりもっと過ごしやすい部屋に!でも、実際に探してみるといろんな色やデザインがあるので迷いがちです。
そこで、
「おしゃれなのはどれ?」
「そもそも本当に効果があるの?」
と気になるあなたへ、防災カーテンの特徴をおさらいしながら、おしゃれ感が高まる理由と安心して楽しむ5つのコツをご紹介。インテリア通販「Re:HOME(リホーム)」がおすすめしたい防災カーテンもお届けします。
ぜひ参考にして、安心のおしゃれな部屋作りを楽しみましょう!
目次
防炎カーテンでおしゃれ感に「安心」をプラスしよう!
防炎カーテンは燃え広がりにくい窓まわりアイテム
防災(ぼうえん)カーテンとは、火がつきにくく燃え広がりにくい窓まわりアイテムのこと。まったく燃えないわけではなく、非防災のものと比べて火災の拡大や逃げ遅れに効果的な防災品です。
日本防災協会が実施したカーテンの燃焼比較実験では、たった1分30秒ほどで火の出方に大きな差が出ました。防災カーテンは、火のついた部分が黒く焦げる(炭化)だけで炎は上がっていません。
初期の段階なら、水や濡れタオルなどで消火が可能。万が一火が消せなくても、避難する時間が確保できます。防炎カーテンは「延焼にブレーキをかけるもの」と覚えておくとわかりやすいですね。
※参照元:カーテンの燃焼比較|防災チャンネル(2023年2月時点)
おしゃれな防炎カーテンでもっと楽しく過ごせるように!
安全性の高い空間にいると、自然と心が落ち着いてほっとしませんか?
カーテンも、防炎加工済みなら、
- ぐっすり眠る
- 疲れを癒やす
- ゆっくりとくつろぐ
- 仕事や勉強に集中する
- 家族と笑顔で会話をする
などの部屋での過ごし方に「安心感」がプラス!生地の色柄や質感などのおしゃれな雰囲気も、心から楽しめるようになります。
特に、防炎カーテンが必要な場所は以下のとおりです。
- 寝室
- リビング
- 子ども部屋
- こんろの近く
- 暖房器具の近く
- 電気配線が多いところ
日常的に火を使うキッチンだけじゃなく、過ごす時間が長いところや出火がわかりにくい部分。ほかの部屋で火災が起きたときに気づかず、火が壁や天井をつたって近づいたときにドアから逃げにくいところにもあると安心です。
また、
- 不特定の人が出入りする施設(病院やホテル など)
- 地上31m以上の建築物(およそ11階建て以上)
は防炎カーテンの設置が義務づけられています。住宅としては高層マンションが対象です。※消防法第8条3、消防法施行令第4条3
防炎カーテンがほっとできる理由
防炎カーテンに「安心感」がある理由をもう少し詳しくお話ししますね。
防災への意識が高まっているため
最近は地震が多く、震度2や震度3程度でもテレビのニュース速報で流れるようになりましたよね。南海トラフ地震への備えもひんぱんに話題になり、いつ起きるか不安で私たちの防災への意識はかなり高まっています。
地震の二次被害として身近な火災にしっかり備えられれば、少し安心できると感じませんか?
また、火災の発生原因はほかにもあり、実際に2022年の1年間は昨年と比べて住宅火災の件数が増えています。
※出典元:令和3年(1~12月)における火災の状況(確定値)について|総務省消防庁(2023年2月時点)
出火原因は放火や放火の疑いが1番多いですが、次の2〜4番目は「こんろ」「たばこ」「電気機器」。どれも部屋の中にあるものなので、火がつきやすい繊維製品のカーテンは防炎加工が施してあると安心です。
確かな効果で安心できるため
防災カーテンには、効果の証拠として日本防炎協会が交付する「防炎物品ラベル」が付いています。交付の申請をクリアするには、消防法が定める指定表示の指定を受けた日本工業規程を満たさなければいけません。
つまり、カーテンの裾や裏側にこのラベルがついてれば、防炎性能が国から認められているということ!目に見える確かな安心感があります。
実際に、以下のような事例も発表されています。
- 留守中、屋外から放火により出火したが掃出し窓にかけてあったカーテンが防炎の為室内延焼を免れた。
- 共同住宅内でたばこによりキッチンマットから出火するも接していた防炎カーテンで延焼拡大せず
※引用元:防炎の効果は?-防炎品が役だった事例-|公益財団法人日本防炎協会(2023年2月時点)
関連記事:【防炎カーテン】で家と家族を守る!価格相場・洗濯方法の見分け方&おすすめの取付場所 |
防炎加工済みのおしゃれな「オーダー遮光カーテン」
おしゃれな防炎カーテン探しは、インテリア通販「Re:HOME(リホーム)」へ!
2012年9月福井県にて創業。スタッフ一同で「お客様の暮らしを”もっと楽しく”」をモットーにかかげ、そのために大切な安全性にもきちんと目を配りオリジナルのインテリアをお届けしています。
防災加工済みのカーテンは「オーダー遮光カーテン」の全8シリーズ中3つをご用意しました。特徴を紹介しますね。
色柄・素材・機能が豊富
オーダー遮光カーテンの種類は、機能・色柄・素材が異なる全100柄・113カラー!
その中から、
- 好きな色柄
- 心理的効果を利用した色
- 仕事や勉強に集中できる色
- 家族みんなが落ち着ける色
- 憧れの部屋スタイルに似合う色
- 風水効果で運気アップが狙える色
など、あなたが「おしゃれ」だと感じるものが自由に選べます。
すべてに防炎加工はされていませんが、紫外線から肌やインテリアが守れる「UVカット」はすべてに加工済み。もしものときの火災以外にも、日焼けや色あせなど部屋の中でのトラブルが防げます。
遮光1級で過ごしやすさをプラス
オーダー遮光カーテンの防炎加工済みシリーズは、いずれも1級遮光!太陽の光が99.99%以上通りにくくなる機能のことで、人の顔の表情が分からないくらい光を通さないのが特徴です。
1級遮光カーテンは、繊維同士のすき間が少なく太陽の光がほとんど差し込まないので色や柄が窓辺にくっきり!カーテンはインテリアの中で面積が広く部屋全体の印象を大きく左右するため、色柄のおしゃれな雰囲気を活かした部屋が作れます。
また、おしゃれ感にプラスして部屋での安心できる過ごしやすさもアップ。
- 日焼け
- 光漏れ
- まぶしさ
- 防寒対策
- 防犯対策
- 電気代節約
- 省エネ対策
などに対しての高い効果が期待できる「夏は涼しく冬は暖かい」カーテンです。
収れん火災の原因の1つに、カーテンの「わずかな隙間から差し込んだ太陽光」があるのをご存じでしょうか?カーテンレール付近やサイドからの光にはほかに対策がありますが、窓の表面からの光は高密度生地に織られた遮光1級カーテンでしっかり対策できます。
おしゃれなフィンランドスタイルが基本
オーダー遮光カーテンのテーマは、おしゃれな「北欧」。北極に近いフィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・アイスランドの5か国のことで、発祥したインテリアスタイルを「北欧スタイル」といいます。
寒い地域に住む人たちは家の中で過ごす時間が長く、家具や内装を工夫して暮らしの充実を楽しんでいます。
インテリアには、厳しい寒さに欠かせないぬくもりやなかなか外出して買い替えられない環境での飽きにくさを重視。豊かな大自然に囲まれ、自然を愛し、大切にしています。
リホームでも、この北欧の人々の考え方に感動し、おしゃれを追求した機能性の高いインテリアを制作しました。
生地に使用する糸は、国内メーカーの極細繊維約22,000本。すき間の少ない高密度で織られた生地は、防炎・遮熱・保温・遮光・視線カット・紫外線カットなどの効果をより高めます。
カーテンに仕上げるときは、注文を受けてからスタッフが1つずつ手作業でカットし縫製。最新の超音波カット技術を用いており、半永久的に糸のほつれがありません。
取り付け方は上部のひだ山をつくらないフラット仕様が基本で、取り付けると窓まわりがすっきり。この方法を「フィンランドスタイル」と呼んでおり、生地の重みだけでウェーブが美しくなるのでおしゃれな色柄や質感がたっぷり楽しめます。
関連記事:フラットカーテンの魅力と弱点。おしゃれと機能性を追求したリホームのフィンランドスタイルが一味違う! |
おすすめ防炎カーテン
オーダー遮光カーテンの中から、防炎加工済みのものを3シリーズ紹介します。どんなおしゃれ感が楽しめるのかにも注目してみてくださいね!
好きなおしゃれが選べる「Sopo(ソポ)」
フィンランド語で「かわいい」の意味をもつソポ。好きなテイストの部屋に合わせられる豊富なカラーバリエーションが魅力的です。
北欧のおしゃれ感が加わる「Luonto(ルオント)」
フィンランド語で「自然」の意味をもつルオント。綿ライクの生地が自然な北欧の風合いを演出します。シリーズの中で最高の断熱率を誇っており、光や紫外線からの日焼けもしっかり防いでくれます。
ほかにはないおしゃれ感が楽しめる「デニムライク」
心地よいデニムの風合いが楽しめるデニムライク。ダメージ感やシワ感を本物に負けないクオリティでプリントしており、ほかの生地にはない独特な雰囲気が演出できます。こちらは1級遮光と採光生地の2種類から選べます。
防炎カーテンをおしゃれに安心して楽しむ5つのコツ
火災への備えにも注目しながら、おしゃれな防炎カーテンがもっと楽しめるコツを5つ紹介します!
- サイズをきちんと測る
- 洗濯をして清潔をキープする
- 暖房器具のまわりを整頓する
- コードまわりをキレイにする
- ほかのアイテムも防炎品にする
安心できる空間を作り、防炎カーテンそのものも守れるのでぜひ参考にしてください。
サイズをきちんと測る
防炎カーテンを注文するときは、正しい方法で横幅と高さのサイズをきちんと測りましょう。「だいたいこれくらいだろう」とあいまいにすると、床に触れて汚れやすくなったり閉めたときにすき間ができたり。断熱性などの機能も効果が弱くなってしまいます。
あらかじめ大きさが決まっている既製品はリーズナブルですが、窓の大きさはさまざまなのであなたの窓には合わないかもしれません。サイズを細かく指定できるオーダーカーテンなら、あなたの家の窓に合った防炎カーテンがGETできます。
▼正しい採寸方法はこちらを参考にしてください。
関連記事:カーテンのサイズの測り方【カーテンレール】の長さでサイズを決めよう! |
洗濯をして清潔をキープする
防炎カーテンは、水や洗剤を使って定期的に洗濯をしましょう。そのままにしていると、生地の色味が悪くなりせっかくのおしゃれな雰囲気が台なしです。
生地やカーテンレールについたゴミ・ほこりなどは、はたきや軍手で落とせばOK。でも、汚れやにおいの原因となる見えない雑菌は、使うほどたまっていきます。
洗濯をするときは、まずはじめに洗濯ラベルをチェック。自宅の洗濯機で丸洗いできるか、クリーニングに出さないといけないかなどを確認しましょう。
次に、防炎ラベルもチェック。防炎カーテンは以下のいずれかで作られており、防炎薬剤によっては洗濯できないものがあります。
- 燃えにくい繊維(難燃性のポリエステルなど)を使ったもの
- 燃えやすい繊維(綿など)に防炎加工(防炎薬剤)をしたもの
表示をみて「(イ)縫付」「(ロ)縫付」があれば水洗いをしても効果が持続します。緑色で「洗濯をした場合は要防炎処理」と書かれていれば、洗濯すると効果が落ちるおそれがあるので再度加工が必要です。
カーテンが手元に届いたら、1度確認してみてくださいね。
暖房器具のまわりを整頓する
カーテン・衣類・布団・ソファなどの火がつきやすい繊維製品は、暖房器具のまわりに置かず整理整頓をして離れて使いましょう。乱雑になっていると、知らないうちに触れてしまい火災が起きてしまうおそれがあります。
- 石油ファンヒーター
- 灯油ストーブ
- 電気ストーブ
- ヒーター
- こたつ
特に、これらは調理中に火災が起きやすいこんろとは違い気づかないうちに出火してしまうので要注意。子どもが火遊びをしないように、ライターやマッチを片付けておくのも忘れないようにしましょう。
また、万が一火がついてしまったときに備えて住宅用火災報知器や住宅用消化器を設置!火や煙の出方にもよりますが、小さいうちなら自分で消火して大切な家が守れるかもしれません。
コードまわりをキレイにする
コンセントや電化製品のまわりにある電気コードをキレイに掃除しましょう。
チェック項目はこちら。
- 傷つくもので束ねていないか
- タコ足配線になっていないか
- いつも見えるところにあるか
- ほこりやゴミはたまっていないか
- 重いものの下敷きになっていないか
配線に用いる電線と比べて、許容電流が小さい電気コード。釘やステップルで束ねたりタコ足配線をしたりすると、多くの電流が流れて発熱や発火をする危険があります。
また、コードが隠れていると知らないうちにほこりやゴミがすき間にたまるのでNG。湿気が加わり、電気が流れて出火する(トラッキング現象)おそれがあります。コードの上に重いものを乗せるのも、負担がかかりショートするので避けましょう。
ほかのアイテムも防炎品にする
カーテンのほかにも、変えられるものは少しでも防炎品を使いましょう。
例えば以下のようなものがあります。
- 枕
- 布団
- シーツ
- パジャマ
- じゅうたん
もちろん、ドレープカーテンだけじゃなくレースカーテンも防炎加工済みに!似た雰囲気のデザインを選べば、まとまりが出てよりおしゃれな窓辺に仕上がります。
リホームでは、オーダー遮光カーテンとセットで「断熱レースカーテン」が選べるのでチェックしてみてくださいね。
防炎タイプは、プラス機能タイプに2つ。国内TOPクラスの繊維メーカー「TEIJIN(テイジン)」が開発した特殊糸を使用した生地で、信頼できる高性能なレースカーテンです。
※参照元:住宅火災からいのちを守る10のポイント。「逃げ遅れ」を防ぐために。|政府広報オンライン(2023年2月時点)
防炎カーテンで大切な命とインテリアを守ろう!
カーテンは燃えやすい繊維製品の1つ。効果が実証されている防炎ラベル付きのものを選べば、燃え広がり・逃げ遅れ・被害の拡大などが防げるので安心です。
大切な命やインテリアを守りつつ、ほっとしながらおしゃれな毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
万が一のために、火災への備えもお忘れなく!
- サイズをきちんと測る
- 洗濯をして清潔をキープする
- 暖房器具のまわりを整頓する
- コードまわりをキレイにする
- ほかのアイテムも防炎品にする
リホームのおしゃれな「オーダー遮光カーテン」「断熱レースカーテン」もぜひ役立ててくださいね。