フラットカーテンとは?メリット・デメリットや失敗しない選び方をご紹介

カーテンと聞くと、上部にヒダのあるボリュームのあるタイプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

実はカーテンのタイプは1つだけではなく、ヒダのないものもあります。それが「フラットカーテン」です。その名の通り「フラット(平ら)」なカーテンには、他にはない魅力がたくさんあります。

今回は、フラットカーテンの特徴やメリット・デメリット、失敗しない選び方についてご紹介します。フラットカーテンならではの魅力をチェックしてみましょう。

フラットカーテンとは?特徴をチェック

フラットカーテンとは、上部にヒダ(プリーツ)のないカーテンを指します。ボリュームもウェーブも少ないため、シンプルなインテリアが好みの方、窓周りをすっきり見せたい方に人気のあるカーテンです。

Re:HOMEのオーダーカーテンなら、購入時に「ジャパンスタイル」ではなく「フィンランドスタイル」をセレクトすると、ヒダ山のないフラットカーテンが届きます。

幅の「倍率」で印象が変わるカーテン

フラットカーテンの見た目は「倍率」によって大きく変わります。カーテンレールの幅に対する生地の幅が1.0~1.1倍、つまりほぼ同じか少し大きいサイズであればすっきりした印象に。倍率が1.5倍ならナチュラルなドレープのあるスタイルに。2.0倍ならたっぷりと重厚感のある印象に。

Re:HOMEでは、「スッキリフラット(1.0倍)」「スタンダードウェーブ(1.5倍)」、「リッチウェーブ(2.0倍)」から選べるため、理想通りのお部屋作りができますよ。

フラットカーテンのメリット

フラットカーテンには、ヒダ山のある一般的なカーテンにはないメリットがあります。カーテンを取り替えようと思っている方や、お部屋の印象をがらりと変えたいと考えている方は、要チェックですよ。

柄や生地の素材が楽しめる

フラットカーテンはヒダ山がないため、プリントされた柄が歪まずに見えるのが大きなメリット。こだわりのデザインやお気に入りの模様を眺めながら過ごしたい方におすすめです。オーダーする際は、1.0~1.1倍のカーテンを選ぶと柄がよりはっきり見えますよ。

また、生地の持つ本来の素材感や質感を楽しめるのもメリット。天然素材のコットンやリネンなら風合いが感じられ、おしゃれなカフェ風のお部屋を実現できます。

シンプルですっきりした印象になる

ボリュームの少ないフラットカーテンは、重厚感がないため部屋がシンプルな印象になります。すっきりとして見えることで、部屋が広く見えるというメリットもあるでしょう。

シンプルでカジュアルなインテリアが好みの方、カーテンがお部屋を圧迫することを避けたい方におすすめです。

リーズナブルに購入できることも

1.0~1.1倍のフラットカーテンなら、一般的なカーテンより生地が少なくて済むのでリーズナブルに購入できることが多いです。引っ越しで一度に多くのインテリアを揃えなければならないときは、助かりますよね。

フラットカーテンのデメリット

フラットカーテンには一般的なカーテンにはないメリットがありますが、デメリットもあります。理想のお部屋を実現するためには、デメリットもチェックした上でフラットカーテンを選びましょう。

開けたときに上部がまとまりにくい

通常、カーテンを開けるときはタッセルで留めればコンパクトにまとまります。フラットカーテンの場合はヒダ山がないため、タッセルより上の部分が絞られずにふわりと残ることがあるでしょう。厚手のカーテンの場合は窓からの日差しが遮られ、思ったように採光が確保できない可能性も。

フラットカーテンはボリュームが少ないため、薄手のものや色合いが薄いものなら気にならないことも多いでしょう。かわいいタッセルで留めて、あえてゆったり感を楽しむのもよいですよ。

遮光性が下がる

1.0~1.3倍など生地の少ないフラットカーテンではドレープがほとんどできないため、ヒダ山のあるカーテンより光を通しやすいといえます。遮光性が低いカーテンを選んでしまうと、外灯など外の光で安眠を妨げたり、朝は眩しくて目覚めてしまうこともあるかもしれません。

寝室でフラットカーテンを使う場合は、遮光1級など機能性の高いカーテンを選ぶこと、そして隙間を作らないようにするためにサイズをきちんと測って使用することが大切です。

フラットカーテンを選ぶときの注意点

ヒダ山のある一般的なカーテンではなくフラットカーテンを購入するときは、注意したいポイントがいくつかあります。見た目だけではなく使い勝手もよいカーテンを選び、毎日を快適に過ごしましょう。

 BフックではなくAフックがおすすめ

カーテンには、AフックとBフックと呼ばれる2種類のフックがあります。

Aフックはカーテンレールの下に吊るすように作られており、カーテンを取り付けてもレールが見えるのが特徴です。一般的によく使われているタイプで、カーテンボックスの場合はAフックにしか対応していません。

一方でBフックはカーテンレールを隠すように取り付けるためのフックです。カーテンレールのデザインが気に入ったものでない場合は、メリットといえます。また、レールとカーテンの間に隙間が生まれないため、光が漏れないのも魅力です。

ただし、フラットカーテンを取り付ける場合は、Bフックでは生地がカーテンレールにあたり開閉しにくくなるというデメリットもあります。

スムーズな開閉を望むなら、フラットカーテンにはAフックが適していると覚えておいてくださいね。

2重にするときはレースカーテンもフラットにする

日中はカーテンを開けて過ごすご家庭が多いですよね。外からの視線を遮るために、カーテンをレースカーテンとの2重にしていることが多いでしょう。

フラットタイプのカーテンを取り付ける際は、レースカーテンも同じタイプにすることをおすすめします。レースカーテンをヒダ山のあるカーテンにしてしまうと、開閉時に干渉してしまい、スムーズに使用できなくなるからです。

部屋の印象を決めるのは素材感

フラットカーテンは、ありのままのデザインや生地の質感を見せてくれるのがメリットです。好みのカラーやデザインを選ぶだけでなく、生地の素材にもこだわるとよいでしょう。

お部屋をナチュラルな印象にしたい、やさしい風合いが感じられるお部屋にしたい、あるいはお部屋をカフェや雑貨店のようなおしゃれな空間にしたい場合は、コットンやリネンなどの天然素材がおすすめです。

天然素材で作られたカーテンはおしゃれに見えるだけでなく、丈夫で長持ちする、吸湿性が高くお部屋の快適さを保ってくれるなどのメリットもあります。

フラットカーテンはどこで使う?

フラットカーテンには、お部屋をすっきりと見せてくれるというメリットもあれば、遮光カーテンでなければ光を通しすぎる可能性があるというデメリットもあります。家の中のどこで使うのが適しているのか、チェックしてみましょう。

リビングで

シンプルなインテリアが好みの方なら、長い時間を過ごすリビングにフラットカーテンを取り付けるとよいでしょう。ほとんどドレープのないタイプのフラットカーテンなら、家族や来客に圧迫感を与えません。

北欧風、アジアン風、ハワイアン風などデザイン性の高いカーテンが好きな方にも、柄や模様が歪まないフラットカーテンはおすすめです。

玄関

ポールに通せるタイプを選ぶ、あるいはクリップランナーで挟むことで、カーテンレールがない場所にも突っ張り棒を使ってフラットカーテンを掛けられます。

おすすめは、玄関です。ドアを開け閉めする際に外から家の奥を見られずに済むほか、外の冷気や熱気が家に入り込むこともある程度防いでくれます。重たい印象にならないリネン生地のフラットカーテンや明るいカラーのカーテンがおすすめです。

クローゼットの扉に

玄関と同じく、突っ張り棒を使えばクローゼットや押し入れの扉の代わりに使えます。もともとの扉のデザインがあまり気に入っていない場合や、お部屋の印象をがらりと変えたいときにおすすめです。好みの素材で作られたデザイン性の高いフラットカーテンを取り付けてみましょう。

間仕切りとして

フラットカーテンは、お部屋の中に吊るせば間仕切りとしても使えます。リビングで勉強や仕事をするときは、間仕切りがあると集中力がアップしますよ。

また、1つの子ども部屋を2人で使うときの間仕切りとしてもおすすめです。子ども部屋が足りないときも、子どもたちのプライバシーを守れます。

フラットカーテンは手作りできる?作り方をご紹介!

フラットカーテンはヒダ山がないため、フックを入れるポケットの付いたカーテンテープを生地に縫い付ければできあがります。カーテンテープはインテリア用品店やホームセンター、通販でも購入できますよ。

簡単なフラットカーテンの作り方をご紹介します。

(1)カーテンに必要なサイズを測り、生地をカットする。

【サイズの目安】

・幅:カーテンレールの幅÷2×1.2~1.5(1枚分)

・丈:カーテンレールから窓枠の下部までの長さ+縫い代10cm+欲しいゆとり

(2)生地の両端を1cmずつ三回折り、アイロンでしっかり折り目を付ける。

(3)生地の上部を1cm折り、アイロンで折り目を付ける。

(4)両端の折り目に挟むようにカーテンテープをセットする。

(5)カーテンテープの上下を生地と一緒に縫う。

(6)生地の両端を2~3cm折って縫う。

(7)生地の裾を10cm折り返し縫い付ける。

お気に入りの生地があれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

Re:HOMEおすすめのフラットカーテン5選

Re:HOMEでは、ヒダ山のある「ジャパンスタイル」とフラットカーテンの「フィンランドスタイル」から選んで購入できます。北欧デザインのテキスタイルも歪ませることなく取り付けられ、お部屋をよりおしゃれに彩ってくれるはず。Re:HOMEならではのおすすめのフラットカーテンをご紹介します。

SHADING DESIGNシリーズ

フィンランドデザイナーが手掛けたシリーズです。フラットカーテンならおしゃれな北欧デザインが際立つため、お部屋が華やかな印象になります。

デザイン性が楽しめるだけでなく、断熱率63%、防音率50%、遮光1級と機能性も十分。快適なお部屋作りが叶います。

SHADING DESIGNシリーズを見る

LUONTOシリーズ

綿ライクな風合いが楽しめるLUONTO(ルオント)シリーズのカーテンなら、カフェ風のお部屋や雑貨店風のお部屋にアレンジできます。

淡いカラーが多く、やさしい雰囲気をまとうカーテンです。生地の素材感をたっぷり味わえるフラットカーテンとして使うのがおすすめですよ。

LUONTOシリーズを見る

断熱レースカーテン

断熱レースカーテンの中でも、「超断熱・超UVカットタイプ」は、夏は涼しく冬は暖かい、1年中快適に過ごせるレースカーテンです。

インテリアとして楽しむなら「デザインタイプ」、お部屋の快適性をアップさせたいなら「プラス機能タイプ」がおすすめ。目的に合わせてセレクトしましょう。

デザインタイプの中には、おしゃれな北欧デザインが織り込まれた「ノルディック」や天然素材の綿と麻が入った「リネンミックス」があります。

プラス機能タイプの中には、花粉やハウスダストをキャッチする「エアーフレッシュ」や防炎機能の付いた「テイジン防炎」、花粉キャッチだけでなく抗菌・防臭機能も付いた「クリーンプラス」などがあります。

断熱レースカーテンを見る

リネンリネン

リネンリネンは、天然素材を織り込んだ高機能レースカーテンです。フラットカーテンとして使えば、やわらかい日差しを取り込みながらリネンのさらっとした心地よさが感じられます。

レースカーテンでありながら、断熱率30%、UVカット率96%と機能性も抜群。日中、窓際で過ごすことが多い人に特におすすめです。紫外線からお肌を守ってくれますよ。

超断熱・超UVカットタイプ / リネンリネンを見る

国産ロールスクリーン コットンタイプ

フラットカーテンではありませんが、シンプルなスタイルのカーテンを望むなら、ロールスクリーンも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

北欧デザインがプリントされたコットンタイプなら、温かみが感じられ冷たい印象にはなりません。見た目も触り心地もやわらかく、シンプルながら落ち着いた雰囲気のあるお部屋にアレンジしてくれるでしょう。

国産ロールスクリーン コットンタイプを見る

フラットカーテンでシンプルスタイルを楽しもう

フラットカーテンは、自然に生まれるドレープや風になびいて軽やかに波打つ様子が楽しめるインテリアです。圧迫感がなくシンプルな印象を与えるため、ナチュラルな心地よさが感じられるお部屋になるでしょう。

フラットカーテンは市販のカーテンテープを使えば手作りできるため、世界に1つだけのカーテンを望む方は、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

rehome
この記事を書いた人: rehome
ReHOMEサイト店長の天谷です。当店はカーテンやウッドブラインドなどの窓回り専門店からスタートしま 詳細はこちら

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