カーテンレールは自分で取り付けることができれば、業者に頼むよりも安く、早くできます。
「でも、カーテンレールの取り付けって本当に自分でできるの?」
「カーテンレールの取り付け方法は?」
「DIYどんなことに気を付ければいい?」
「カーテンレールの種類はどれを選ぶ?」
という方に向けて、カーテンレールの正しい取り付け方法とDIYで気を付けることなどを詳しく解説します。
目次
カーテンレール取り付けは自分でできるの?DIYもOK!
カーテンレールは、最初から据え付けてあるわけではなく、賃貸マンション・アパートのお部屋でも付いていないこともあります。新築の場合は特に、自分で取り付けるか、業者に依頼するかが必要になってきます。
業者に依頼する方が無難ではありますが、自分で取り付ければ、レールの費用しかかからないので、安くできます。また、わざわざお願いして来てもらう必要もありませんので、自分が空いている時間に作業すれば手っ取り早く取り付けられます。作業時間も、15分~でできます。
取り付けは、ポイントさえ押さえれば、そんなに難しくはありません。
ポイントは3つ。
- 下地の位置をしっかり確認して取り付けること
- 窓枠の長さをしっかり押さえること
- 金具の取り付けでネジをしっかりまっすぐに打つこと
こちらをしっかりとやっておけば、問題なく取り付けられます。
自分で取り付ける【DIY】のメリット・デメリット
カーテンレールを自分で取り付ける場合のメリットは、何より費用が安く抑えられること、そして手っ取り早いことです。
カーテンレール本体は、当店では角型伸縮レールで1,760円(税込)~であります(一般的なカーテンレールの場合。つっぱりタイプはさらに安く1,706円です)。
業者に依頼すれば、その倍以上の費用がかかってきます。
また、業者に依頼すると、希望した日時に来られないということもあります。「自分でカーテンレールを買って作業してしまった方が早かった」ということもあるでしょう。カーテンの取り付けを急いでいるときはなおのこと、自分でやった方が早い場合もあります。
ただ、自分でやった場合は、下地がしっかりした位置で打っていなかったり、ネジをまっすぐに打っていなかったりすることも。強度のある位置にしっかり固定して取り付けられていないと、レールが外れてしまうことがあります。穴を打つ場所を間違えて何度も打ってしまうと、穴だらけの壁になってしまいます。
「ネジの扱いが苦手」あるいは「高所で作業することは苦手」という方にDIYはおススメしませんが、大事なポイントを押さえて取り付ければ、初めての方でも問題なく取り付けられます。
業者に取り付けを依頼した場合のメリット・デメリット
業者に依頼した場合のメリットは、まず失敗が少ないこと。安心できる業者を選べば、カーテンが美しく見える位置やカーテンの遮光性や静音性も考えた位置で、きれいに取り付けてくれるでしょう。
デメリットは、業者に頼むとその分、費用がかかること。また、いつ来てくれるか、希望通りにはならないこともあります。
「今すぐカーテンを取り付けなくてもいい」あるいは「DIYが得意ではない」という方には業者に依頼されることをおススメします。
まずはおさえておきたいカーテンレールの種類
カーテンレールには、機能レール、装飾レール、つっぱりタイプの3種類があります。
レースカーテンと厚地の2種類を取り付ける場合は、ダブルレール、カーテン1種類を取り付ける場合は、シングルレールとなります。
機能レール
最も一般的なカーテンレールです。デザインよりも機能性に特化しています。カーテンの開閉がスムーズで、取り付けもしやすいです。素材はスチールやアルミなどです。装飾レールと比べると、見た目が無機質でシンプルです。
さらに機能レールには、伸縮タイプと伸縮しないタイプとに分かれます。伸縮しないタイプの方が走行性は上がりますが、伸縮タイプは、自由に長さを合わせられます。
このほか、遮光性が高いもの、静音性があるものなどさまざまな機能を持つレールがあります。
デザイン性よりも機能性を重視したいという方には、こちらがオススメです。
また、機能レールは、形状の違いにより3つの型があります。
C型
カーテンレールの断面が、アルファベット「C」の形になっているものです。
角型
カーテンレールの断面が、正方形になっているものです。
I型
カーテンレールの断面が、アルファベット「I」の形になっているものです。出窓などカーブのある窓に折り曲げて使われます。
装飾レール
その名の通り、装飾性を重視したカーテンレールです。素材は、木製、鉄製、樹脂などさまざまなタイプがあります。
ランナーというフックを掛ける部分がリングタイプになっており、機能レールの端っこの部分に当たります。固定ランナーが装飾キャップになっています。
カーテンの開閉のスムーズさや走行性は、機能レールと比べると劣ることもありますが、使用上問題はありません。伸縮タイプもあり、木製ならば自分でカットして長さを調節することもできます。
装飾レールにすると、お部屋の雰囲気はグッと変わります。
機能性よりも、デザイン性のある装飾レールでおしゃれな空間にしたいという方には、こちらがおススメです。
ナチュラルなもの、エレガントなタイプ、アンティークな風合いを生かしたものなどさまざまなタイプがあり、お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
つっぱりタイプのカーテンレール
お部屋の壁に穴を開けたくないという方におすすめのネジ・釘不要のつっぱりタイプのカーテンレール。
ドアがない空間の間仕切りとしても活用できます。
窓枠のサイズによっては、ご希望のカーテンレールが対応していないこともあります。
あらかじめ窓枠のサイズを測っておいて、ご希望のカーテンレールがご自宅の窓に対応するかどうか確認しておきましょう。
つっぱりタイプは耐荷重を必ず確認して選んでください。
カーテンレール取り付け方 正面付けと天井付け
カーテンレールは、正面付けと天井付けという2種類の取り付け方法があります。取り付け方法によって、手順が変わってくるので、ご注意ください。
正面付け
一般的な取り付け方法です。壁に取り付けて、正面にレールが見える状態です。
正面付けのメリット
- 壁付けなので取り付けがしやすい
- カーテンの採寸がしやすい
- 天井付けと比べて遮光性が高い
正面付けのメリットとしては、天井付けと比べて手が届きやすくなり、取り付けがしやすいということです。取り付けだけでなく、カーテン購入に当たって採寸をする際も同様です。
また、取付位置にもよりますが、窓枠を覆い隠すように取り付ければ遮光性が高くなります。
正面付けのデメリット
- カーテンレールにホコリがたまりやすい
- エアコンとレールが干渉することもある
- 窓の面積が広いほど、圧迫感を感じやすくなることもある
天井付けと比べると、ホコリがたまりやすくなるので、ときにはお手入れが必要となります。
エアコンの位置によってはカーテンレールと干渉することもあるので、取り付けの際はお気を付けください。
また、窓の面積が広いほど、圧迫感を感じやすくなることもあります。ブラインドやロールスクリーンに変えるだけでも、お部屋の雰囲気は変わります。
▼カーテンレール用ウッドブラインドはこちら▼
天井付け
天井付けには2種類の方法があります。木製の窓枠内に取り付けるものと、天井に取り付けるものです。
木製の窓枠内に取り付ける場合には、窓枠が下地となるので下地を確認しなくても大丈夫です。
天井付けのメリット
- カーテンレールにホコリがたまらない
- 部屋が広く感じられやすい
- 窓枠内であれば収まりがいい
- エアコンとレールが干渉しない窓枠内に取り付ける場合は、枠内にカーテンが収まり、部屋がすっきりと感じられます。
天井に取り付ける場合は、天井が高く感じられ、部屋が広く感じられます。
天井付けのデメリット
- 高い場所にある場合、取り付け作業やカーテンの採寸がしにくいこともある
カーテンのレールを隠すフックのBタイプはこちらでは使えません。Aタイプのフックをお使いください。カーテンのフックについてはこちらをご確認ください。
正面付け、天井付け、あなたはどちらの方法で取り付けますか?取り付け方法を決めましたら、次の【事前準備】ステップへいきましょう。
【事前準備】取り付けまでの正しい手順
取付前の手順は、こちらの3ステップ。
- カーテンレールをどこに設置するかを決める
- 窓枠のサイズを測っておく
- どんなレールが窓に合うか、サイズと好みで選ぶ
必要なものは、メジャーと目印を付けるためのキリもしくはペン(鉛筆)です。高さに応じて、脚立(イス)をご用意ください。
①カーテンレールをどこに設置するかを決める
下地をチェックして、ネジを打つ場所の当たりを付ける
取り付ける前に最も重要なことは、取り付ける場所の下地のチェックです。
その場所にネジを打ってもいいか、その強度があるかどうかということになります。
実は、日本の住宅の壁はそのほとんどが石膏ボードになっており、強度が弱く、レールを支えられません。
詳しくはこちら。
しかし、柱がある位置、つまり下地に打てば、強度は確保できます。
そのため、カーテンレールをはじめとした壁の据え付けには、柱がある場所(下地)のチェックが必要になってきます。
下地のチェックは、こちらの記事にあるように、
- 音で確認する
- 道具を使って確認する(下地探し針もしくは下地センサー)
の2種類の方法があります。
基本的に、下地がある場所は、概ね柱の位置として決まったパターンがあります。
窓枠周辺には、柱があるので、音を確認したり、道具を使ったりして下地を確認してください。
どこにカーテンレールの金具を取り付けるか、当たりは付けられましたか?鉛筆などで取り付ける場所に印を付けておくとわかりやすいでしょう。
取り付ける位置を決める下地を確認したら、今度は、下地のある範囲内でネジを打つ場所を決めます。
下地の位置に打つと決めて安全性を確認したら、カーテンが美しく見える位置、カーテンの遮光性をしっかり発揮できる位置も踏まえておくといいでしょう。
カーテンが美しく見えるためのカーテンレール取り付けのポイントは、
- 窓枠より15㎝以上上
- 窓枠の左右7~15cmほど長く取り付けること
です。
上記を参考に、お好みの取り付ける位置に印を付けておくと作業がしやすくなります。
②窓枠のサイズを測る
窓枠の横幅の長さを測っておきます。窓枠のサイズに合わせて、カーテンレールを選ぶためです。
カーテンレールの長さは、機能レールの場合は窓枠の幅20cm程度プラスし、装飾レールの場合は30㎝程度プラスしたものを選びましょう。
カーテンが美しく見えるポイントとして、機能レールの場合は窓枠から左右に10㎝程度、装飾レールの場合は左右に15cm程度長くしておいた方がいいからです。
窓枠より長めに、少し上にレールを取り付けることで、カーテンの遮光性も発揮されます。
もちろん、周囲の家具、エアコンなどに干渉しないことも重要です。レールの長さは、カーテンが美しく見える長さ、適切な位置、お好みを大事に決めておきましょう。
③どんなレールが窓に合うか、サイズと好みで選ぶ
あなたはどんなタイプのレールがお好みですか?
遮光性や走行性が高い機能レールか、お部屋の雰囲気がグッと華やぐ装飾レール。お部屋の雰囲気を想像しながらカーテンレールを選んでいきましょう。
当店のカーテンレールはこちらの楽天のページからお選びいただけます。
実践しよう!カーテンレール取り付け
では、カーテンレールを取り付けていきましょう。
正面付け、天井付けともに取り付けの手順はこちらの3ステップ。
①窓枠の長さの設定
②ブラケットの取り付け(正面付けのみ)
③レールの取り付け
取り付けの道具を用意しましょう。
必要な道具は、こちらの3点セット。
メジャーとプラスのドライバー、穴を空けるためのキリです。
必要な高さに応じて脚立や、メモするためのペン(鉛筆)をご用意ください。
レールのタイプ別に取り付け方をご紹介します。あなたの取り付けたいレールのタイプに合わせて、参考にしてください。
正面付け機能レール伸縮なしタイプ
窓枠の寸法を、幅・長さともに測ってメモし、合うサイズを選びます。
レールの長さは、幅は窓枠に+10~20cm程度にしましょう。
1.ブラケットを固定し、レールを取り付け、位置に合わせてネジで固定します。
2.設置完了です
正面付け機能レール伸縮タイプ
窓枠の幅の長さを測っておきます。
1.レールの長さを窓幅+10~20cmにします。
2.ネジを緩め、ブラケットの位置を調整し、ネジを締めます。
上の図を参考に間隔を調整してください。
3.レールを取り付けます。
これで完成です。
正面付け装飾レール
1.ブラケットの位置をお好みで決めます。
2.決めた位置にブラケットをネジで取り付けます。
3.ダブルタイプの場合は、レース用レールを取り付けます。
4.ブラケット本体をプレートでネジに引っかけて、取り付けます。
5.ブラケットにレールを置きます。
片方はブラケットからレール先端まで約15~16㎝出るように置きます(お好みで長さを変えてもOK)。
6.片方側に余ってしまった部分を切り落とします。
もう片方側に30㎝出てしまったので、30㎝-15cm=15cm切り落として左右15cmとなるようにします。
7.位置が決まったら、ブラケットの裏からネジを締めて固定します。
8.完成です。
天井付け機能レール
天井付けの場合、ブラケットは使用しません。
天井(あるいは窓枠の天井部分)に取り付ける場所の長さを測っておきます。
レールの長さを必要なサイズに合わせて調整し、ネジをレールの両端の穴に1本ずつ、スライド部分の近くに1本ずつ、残りは等間隔になるように止めてください。
ネジは完全に沈むまでねじ込んでください。
つっぱりタイプのカーテンレール
取り付けはこちらの簡単3ステップ。
①取り付けたい場所の長さに合わせて伸ばす②レバーを固定③ロックして完成 です。
1.カーテンレールを取付場所に合わせてしっかりと壁に密着するまで伸ばします。
※カーテンレールは、カーテンを引っ掛けられるようにランナーを下に向けると、レールは伸びますが、縮みません。
ランナーを上にした状態で、レールは伸び縮みします。
ランナーの上下をひっくり返すだけで簡単にロックできます。
2.ロックレバーを右側に倒してレールを固定します
※端にバネが入っていて、少しだけ縮みます。
ロックレバーは、このバネによる縮をロックします。
3.カーテンを、レールに付属しているランナーに吊るして完成!
耐荷重は、こちらの商品はどのサイズも約2kgです。ほとんどのカーテンにご利用いただけます。
つっぱりタイプレールをご使用の場合、カーテンは【片開き】1枚でのご使用をおススメします。
自宅で簡単に取り付けられるおすすめのカーテンレール
カーテンレールの取り付けは、下地のチェックをして強度のある場所にネジをしっかりと打てば、基本的には問題ありません。
カーテンレールの取り付けを自分ですれば、手早く取り付けられます。また、装飾レールもDIYならお手頃な価格で手に入ります。手軽に取り付けられて、おしゃれなカーテンレールをDIYで取り付けてみませんか?
※こちらの商品は当店楽天ショップ内で購入できます。
アンティークな風合いが楽しめる木製装飾レール
見た目は木製?でも鉄製で伸縮可能なアイアンレール
安眠・省エネ、デザイン性、簡単取り付けの3つがそろったサイドカバー付き木目調伸縮ダブルレール
シンプルイズベスト!角型伸縮レール
ネジ・釘不要の簡単取り付け!穴を空けない賃貸にもOK!間仕切りにも使えるつっぱり式レール
カーテンレールの取り付けDIYで重要なこと
カーテンレールの取り付けDIYで気を付けることは、こちらの3つ。
- 下地の位置を確認して取り付ける。
- ネジをしっかりまっすぐ打ち込む。
- 窓枠の幅を測って、カーテンが美しく見える位置に取り付ける。
下地のある位置をチェックしてネジを打ちこまないと、壁の強度が弱く、せっかく取り付けてもカーテンレールが外れてしまいます。
カーテンが美しく見えるポイントは、機能レールが窓枠の左右10㎝ほど長く、装飾レールは左右15cmほど長く、窓枠の10㎝以上、上に取り付けることです。
取り付ける手順はこちらの3ステップ
- ブラケットの位置を決める
- ブラケットの取り付け(正面付け)
- レールの取り付け
以上、安全性に留意したうえで、しっかりとカーテンレールを取り付けてください。また、カーテンが美しく見えるよう、カーテンレールの位置もぜひ、上記を参考にしてみてくださいね。
当店のカーテンレールはこちらから。
▼あわせて使える当店オリジナルカーテンや「断熱カーテン」はこちらから。
▸◂NOKKIのインテリアコーディネートサービス▸◂
リホームが運営する福井県福井市の北欧キッチン&インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)。
NOKKIはリビングよりもキッチンを中心とする新しい考え方のインテリアコーディネートで、お客様の理想を実現します。
自社工場でのオーダーメイドを含む圧倒的な家具の選択肢と、中立的な第三者目線がNOKKIの強み。
ご予算内で理想の暮らしを叶える第一歩として、お気軽にお問い合わせくださいませ。
⇩LINEで気軽に相談する⇩
[…] カーテンレール【DIY】取り付け方法についてはこちらをご覧ください。 […]