最近では、和室にロールスクリーンを取り付ける方も増えています。ロールスクリーンと聞くと、モダンなイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、最近では天然素材のものを使用した和風のロールスクリーンも登場しています。
そこで、インテリア通販の「Re:HOME(リホーム)」が和室に合うロールスクリーンの選び方や和室でのロールスクリーンの活用例について解説しています。では、早速見てみましょう。
目次
ロールスクリーンとは
ロールスクリーンとは、生地を上下させて開閉するタイプのカーテンのことです。上部に取り付けているロールパイプでスクリーンを巻き上げて収納し、スクリーンがフラットで窓枠の中に収まるので部屋がスッキリして見えます。
ロールスクリーンは窓に取り付けるだけでなく、部屋の間仕切りとして使ったり、プロジェクターを使ったシアタースクリーンとしても使えるなどたくさんの活用方法があります。
ロールスクリーンは、色や柄などデザインが豊富なので、好みのものを選ぶことが可能です。また、遮光やUVカットなど機能性の高い商品も売られています。
和室に似合うロールスクリーンを取り入れるメリット
和室といえば障子というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、障子は高額であったり、子供やペットに穴を開けられるなどのデメリットがあります。
和室にロールスクリーンを取り入れるメリットは、価格がリーズナブルであることや、傷が付けられにくいというメリットの他に以下の3点のメリットもあります。
- 畳が傷みにくくなる
- 掃除がしやすい
- 見た目がオシャレでスッキリ見える
それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
畳が傷みにくくなる
1つ目のメリットは、「畳が傷みにくくなる」点です。畳は、日の光や紫外線で傷みやすくなり色褪せやすくなります。
ロールスクリーンには遮光機能やUVカット機能付きのものもあります。和室の西日が気になる場合、西側の窓だけでも遮光・UVカット機能付きのロールスクリーンを取り付けて、できるだけ畳が傷みにくいように工夫すると良いでしょう。
また、ロールスクリーンは上下に開閉するタイプのカーテンなので、太陽の位置に合わせて日差しの入りを調整できます。
掃除がしやすい
ロールスクリーンの素材にもよりますが、生地にホコリがついてもフラットな生地なので手軽に拭き取ることが可能です。
また、ウォッシャブルタイプのロールスクリーンであれば、スクリーン部分を取り外して洗うこともできます。ロールスクリーンはお手入れが簡単なので、和室に限らずさまざまな部屋で使うと良いでしょう。
見た目がオシャレでスッキリ見える
3つ目は、「見た目がオシャレでスッキリ見える」という点です。ロールスクリーンは窓枠内に設置することができるので、見た目がスッキリして見えます。
モダンな雰囲気も感じられるので、和モダンな雰囲気の和室を作りたい方には、ロールスクリーンはおすすめです。
和室に合うロールスクリーンの選び方
ここからは和室に合うロールスクリーンの選び方について紹介します。色・柄と素材に分けて、どんなロールスクリーンが似合うのかみてみましょう。
色・柄
和室と相性の良い色には、以下のような色があります。
- グリーンやベージュ、アイボリーなどのアースカラー
- 淡い暖色系
- 深みのある赤などレトロな重厚感が感じられるカラー
特に、畳のグリーンにはベージュやアイボリーなどのアースカラーがよく似合います。
また、和室には、シンプルな無地のロールスクリーンがコーディネートに失敗せず和室に溶け込みやすいです。他にも、植物の柄が描かれたデザインのものや、ナチュラルなデザインの北欧柄、個性的な幾何学柄も和室に似合います。
素材
和の雰囲気に似合う素材は、コットン・リネン・綿麻などの自然素材のものがおすすめです。
和室は畳や襖など自然素材が多く使われているので、ロールスクリーンも自然素材のものを取り入れることで全体がスッキリとまとまります。
自然素材のロールスクリーンならではの温もりが感じられる素材感や、スクリーンから日の光が透けて見えるのも落ち着いた雰囲気が感じられるでしょう。
和室に合うコーディネートのコツ
和室は畳や襖など木の素材が多く使われています。素材を上手く活かすことで、全体的に上品な雰囲気にまとめることが可能です。和室をよりオシャレにコーディネートするなら以下のようなコツを抑えると良いでしょう。
- 和紙やちりめん布でできた小物など和風のアイテムを飾る
- 和紙や竹素材を使った照明器具を取り付ける
- ポップな水玉模様の襖を使うなどあえて違うテイストの柄を選ぶ
和室を重厚感のある和風の空間にするか、あえてモダンでスタイリッシュな部屋にコーディネートするか、どんなテイストの和室を目指すかを最初に決めましょう。
【和室】ロールスクリーンの活用例
ロールスクリーンの活用方法は、窓に設置するだけではありません。冒頭でも述べたようにシアタースクリーンとして使ったり、リビングの小上がり和室の仕切りにしたりなど他にもさまざまな活用方法があります。ここでは、和室でできるロールスクリーンの活用方法ついて解説します。
障子の代用
和室の窓にはよく障子が取り付けられますが、和室は定期的な張り替えが必要なため手間と費用がかかってきます。
障子の代用として、ロールスクリーンを使うことで障子の張り替えなどの手間を省き、障子の張り替えで必要な費用もかかりません。
押入れ・収納スペースの目隠し
押入れや収納スペースの目隠しとしてロールスクリーンを使うのもおすすめです。使用する際は、スクリーンを全開にすれば、幅や高さのある物でも収納がしやすくなります。
また、お仏壇の前にロールスクリーンを取り付けるのも良いでしょう。お仏壇には観音開きの扉を使われることが多いですが、観音開きの扉は手前に開閉するため、扉の幅の分のスペースが必要になります。
ロールスクリーンは上下に開閉するだけなので、スペースを気にする必要なく見た目にもオシャレです。
和室にロールスクリーンを取り入れる時の注意点
和室にロールスクリーンを取り入れる時の注意点について紹介します。これから紹介する内容は、和室だけでなく他の部屋にロールスクリーンを取り付ける場合にも関係する注意点です。
ロールスクリーンを取り付ける予定の方は、これから紹介する内容をしっかりと確認しておいてくださいね。
横幅の長さには限度がある
ロールスクリーンは、メカの長さの関係もあり横幅の長さには限度があります。横幅の広い窓に取り付ける場合、サイズに合うロールスクリーンがない場合もあります。
その場合、2つのロールスクリーンを横に並べて取り付けなければなりません。2つのロールスクリーンを並べて取り付ける場合、スクリーン同士の間に隙間ができてしまうため、取り付ける窓の選び方には注意しましょう。
両端メカ分の隙間が発生する
メカとは、ロールスクリーンは生地を巻き取る部分のことです。このメカは、ロールスクリーンとして機能する生地の部分よりも幅が飛び出しているため、窓サイズピッタリのロールスクリーンを購入すると両サイドに隙間が発生します。
隙間が発生するということは、外から見た時に隙間から室内が見えてしまうというデメリットが生じます。つまり脱衣室などにはロールスクリーンは不向きです。
また、隙間が生じるということは、遮音性が悪くなり、冷気や熱気を遮熱する効果も低くなってしまうということです。他にも、遮光性が低くなるため寝室に使うのには向いていません。
部屋の用途によっては、ロールスクリーンが不向きな場合もあるので、購入前にロールスクリーンが良いか通常のカーテンの方が良いのかをしっかりと検討するようにしましょう。
風で騒音が出ることもある
天気の良い日や風が気持ち良い日には、窓を開けて過ごすのも良いでしょう。
しかし、窓を開けてロールスクリーンをおろした状態にしていると、設置の仕方によっては風が吹いた時に窓枠にロールスクリーンがぶつかって騒音が出る可能性があります。
ロールスクリーンを取り付ける際は、開け閉めする機会が少ない窓に設置するのが良いでしょう。
洗濯をしにくい
ロールスクリーンでも、ウォッシャブルタイプのロールスクリーンであれば取り外して洗濯することも可能です。しかし、洗濯する際は生地をメカから取り外して洗濯し、洗濯が終わったら再びメカに取り付けなければならないので、通常のカーテンよりも手間がかかります。
できるだけ洗濯する回数を減らしたいなら、汚れが目立ちにくいナチュラルカラーのものを選んだり、汚れやすいキッチンや水回りにはロールスクリーンの使用を避けるなど工夫が必要です。
掃き出し窓に取り付けると出入りがしにくい
リビングの掃き出し窓など、出入りをよくする窓にはロールスクリーンはあまり向いていません。なぜなら、出入りをするたびにロールスクリーンを頭上まで上げたり、頭を低く下げてスクリーンの下を潜る必要があるからです。
あまり出入りの頻度が無ければ気にならないと思いますが、出入りの頻度が高い掃き出し窓に取り付けるといちいちその動作が伴うため面倒に感じるかもしれませんね。
出入りの多い窓にはロールスクリーンではなく、通常のカーテンの方が使い勝手が良いこともあります。
チェーンは子供の事故に繋がるリスクがある
ロールスクリーンは、チェーンや紐を使って生地を上げ下げするタイプのものが多いです。使い方は便利ですが、過去にはチェーンが子供の首に絡まって窒息死してしまうという事故も発生しています。
チェーンが子供の首に絡まないように、子どもが届かないようにコードクリップで留めるなどの工夫をしなければなりません。
また、一定の重さがかかるとコードが外れて危険を回避するセーフコネクターと呼ばれる機能がついたものもあります。子供やペットがいる家庭では、事故の可能性があることも考慮し、安全に使えるロールスクリーンを選ぶようにしましょう。
ロールスクリーンの測り方
ロールスクリーンを選ぶ際に気をつけなければならないことは、サイズです。ロールスクリーンには、製品幅が書かれています。製品幅とは、生地の幅ではなくロールを巻き上げるメカの部分も含めた幅のことです。
そのため、窓枠ピッタリの製品幅のロールスクリーンを購入すると、メカの部分で両サイドに隙間ができてしまい、そこから日の光が入ってしまいます。
実際にロールスクリーンとして使える幅は、製品幅よりも約3〜4cmほど短くなります。
ロールスクリーンを購入する際はメカ部分も含まれたサイズであることを考慮し、取り付けたい窓のサイズを測定して購入するようにしましょう。
和室に似合うおすすめなロールスクリーン
和室に似合うロールスクリーンは、インテリア通販「Re:HOME(リホーム)」へ!
2012年9月、福井県にて創業。スタッフ一同で「お客さまに”もっと楽しく”を届ける」をモットーに掲げ、おしゃれを追求した高性能な商品を種類豊富にご用意しています。
FUNロール [Re:Home]
1mm単位でオーダーするRe:Home、オリジナルのロールカーテンで日本の暮らしに合うラインナップを取り揃えております。
取付け方法もしっかり取付ける通常のビス付けだけでなく、賃貸にオススメのつっぱりタイプもお選び頂けます。国内自社工場で生産しているため、採寸間違いによるサイズ修正や生地の交換などアフターフォローも万全です!
FUNロール [Re:Home] 1級遮光タイプ
FUNロール [Re:Home] 完全遮光タイプ
完全遮光タイプは、裏面に樹脂コーティングを施した光を100%遮る生地で製作したロールスクリーンです。生地の染色を国内で行っており、海外では出せない淡く優しい色合いに仕上げました。全20色の日本人の暮らしに合うカラーラインナップを取りそろえています。
FUNロール [Re:Home] 採光タイプ
採光タイプは、国内トップクラスの高性能生地で製作したロールスクリーンです。生地の染色を国内で行っており、海外では出せない淡く優しい色合いに仕上げました。全20色の日本人の暮らしに合うカラーラインナップを取りそろえています。
ロールスクリーンの機能を知り和室をよりおしゃれにしよう
和室にロールスクリーンを使うメリットや活用法、和室をおしゃれにコーディネートするコツなど、和室とロールスクリーンについて解説していきました。
ロールスクリーンは使い勝手が良く、比較的リーズナブルな価格で購入も可能です。
これまで解説したことを参考に、和室に似合うおしゃれで機能性の高いロールスクリーンを選んでくださいね。