【カワイイだけじゃダメ】北欧インテリアに合うカーテンを選ぶポイント

「北欧インテリア」という名称はよく聞きますが、北欧インテリアとはどんなインテリアで、どこから来たものなのかごぞんじですか?

北欧とは、デンマーク、スェーデン、ノルウェー、フィンランドの4カ国のことで、北欧インテリアというのは、それらの国々ふうのインテリアのことです。ヨーロッパのインテリアというと、マホガニーなどの濃い色の木とウィリアム・モリス的な柄物の壁紙、アンティークの家具などが使われた、重厚感のあるイメージがありますが、北欧インテリアはミニマル&シンプル。スッキリとしたラインと明るい色づかいが特徴です。

ホワイトベースに木の床、木の家具、そしてマリメッコなどの大胆なファブリックが使われるのが典型的な北欧インテリアです。

北欧インテリアの発祥の地

「北欧」。北ヨーロッパの国々は、地球儀で見ると、北極海の真下。こんな寒いところで暮らせるのかと思うような場所にあります。

例えばノルウェーの首都オスロは、北緯59度(北海道の札幌は43度)。このあたりの国々の冬は、寒いだけではなく暗いのが特徴。朝日が上がるのは、8時過ぎ、15時には暗くなります。「暗くなる」というと、日本の夕方のように徐々に夜が濃くなるようすを想像されそうですが、北ヨーロッパの冬の夜は突然やってきます。15時半には、深夜のような真っ暗になります。

その上せっかくの昼間も、なんとなく薄ぼんやり明るくなるだけで、霧の中にいるような、色で表すと白グレーな感じの日がつづきます。日本の冬のような寒いけれど晴れているというお天気は珍しく、太陽光が少なすぎてビタミンD不足による体の病気やうつ病になってしまう人も多いのだとか。

明るくてポップな北欧インテリアは、実はそんな厳しい冬を乗り切るために、できるだけ室内で楽しく気持ちよく過ごせるようにという願いから生まれたものなのです。

北欧インテリアが日本で人気になった理由の一つは、群ようこさん原作、小林聡美・片桐はいり・もたいまさこさん主演、フィンランドのヘルシンキが舞台の2006年の映画、「かもめ食堂」です。
個性的な主人公たちが織りなすストーリーも面白い映画ですが、あの水色とオフホワイトの壁のキッチン、バウハウス風の照明やシンプルで実用的、使いやすそうな食器や道具がすてきで大好き、なんども繰り返し見て研究した、というファンが多い映画です。食べ物の温かみと、ほっこり居心地の良いインテリア。あんなお家に住みたい、カフェを開きたいと、実際に参考にした人も多いと思います。

さて、北欧インテリアというと、どんなメーカーの名前が思い浮かびますか?家具なら、カール・ハンセン、ハーマン・ミラー、フリデリシア、アルネ・ヤコブセン、小物ならマリメッコにヘイ、アラビアにイッタラ・・・
プチプラのイケアやフライング・タイガーも北欧系ですね。

北欧インテリアを取り入れる時に気をつけたいこと

上記メーカーは日本中のインテリアショップで扱われていますし、オンラインで探すのも簡単です。あまり有名ではないメーカーの商品も、最近では英語さえできればメーカーから直接オーダーすることができることも多く、便利ですが、本場の素材を日本の住環境にそのまま取り入れれば、すぐにお部屋がすてきな北欧インテリアに生まれ変わるわけではありません。

大物は慎重に

いくつか気をつけたほうがいい点がありますが、一番のポイントは、部屋の「体積」の違い。もちろん、広さ=面積も要注意ですが、面積と同じくらい大切なのが天井高。
北欧インテリアを取り上げた雑誌や写真集などには、コペンハーゲンやヘルシンキのすてきなインテリア写真が多数掲載されていて、そのまままねしたくなりますが、よく見ると日本の住宅とは、天井高が違います。ヨーロッパの古い住宅の天井高は3.5メートル以上あることが珍しくないため、縦にかなりゆとりがあります。日本の一般的なマンションの天井高は2.5メートル前後。1メートル違うので、照明やカーテンは、そのまま取り入れるとかなり印象が変わって来ます。また、柄物のラグなども、部屋のサイズ(たてよこ)とのバランスをよく考えて、取り入れましょう。

小物は本場のものを

カーテン、壁、床(フローリングなど)、ラグを入れ物と考えます。
入れ物は、圧迫感が出ないようにできるだけ同系色またはナチュラル系のグラデーションカラーを使い、広がりや親しみやすさ、明るさ、温かみをポイントに選びます。そして食器やキッチン用品、テーブルランプ、クッションなどのファブリックは、北欧メーカーのものをそのまま使うと、イメージして居た北欧風に近づけやすいと思います。

北欧インテリア:カーテンの選び方

カーテンの選び方を考えてみましょう。
北欧インテリア風のカーテンというと、マリメッコなどの大柄で派手なもののイメージがあるかもしれませんが、カーテンを閉めたときの部屋の様子をイメージしてみてください。日本の一般的なマンションの部屋で、部屋全体を照らす照明の場合、かなり圧迫感があります。
北欧インテリアの一番の魅力は、「温かみ」や「親しみやすさ」せっかく本場のものを使ったのに、柄が大きすぎて圧迫感のあるお部屋になってしまっては本末転倒です。

北欧インテリア風カーテン選びのポイント

1:色と柄

ベージュの濃淡、グレーの濃淡、白、薄いベージュピンクなどの淡目の色無地がオススメ。北欧らしい柄を取り入れたい場合は離れると無地に見えるような柄物が良いです。柄が細かいものや、大柄の場合も柄と地の色のコントラストが強すぎないものを選びましょう。

2:機能

北欧の住宅のほとんどはセントラルヒーティングが取り入れられ、二重窓が多いため、真冬でも家の中では半袖で過ごせるほど暖かく、カーテンにはそれほどの機能は求められません。また、道ゆく人に窓辺を見てもらいたい、家の中を見られても平気、という人が多く、カーテンはあくまで飾りとしてのもの、と考えて一晩中開けっ放しの家も多いです。
でも、日本の住宅で使う場合は、省エネや環境のことを考えて断熱効果が、昼間はともかく、夜はしっかり室内を隠してくれるだけの厚み、遅くまでゆっくり寝たい週末のための遮光機能、また小さなお子さんがいる場合やホームシアターを楽しむ場合は防音効果などが必要です。UVカット機能もあったほうがうれしいですね。見た目や手触りだけではなく、機能に関わる「数字」をしっかり確認しましょう。店頭やHPなどで、きちんと数字で説明してある商品が安心です。
また、機能面で忘れてはならないポイント。それはウォッシャブルかどうか。お家で簡単にお洗濯できるかどうかも重要です。どんなにすてきなカーテンでも、埃まみれでは台無しです。年に1,2回は洗いましょう。ウォッシャブルのお家で簡単にお洗濯できるタイプの場合、汚れが気になったタイミングでさっと洗えて便利です。お家でカーテンを洗った後、カーテンから漂ってくる良い香りは最高です。

 

3:スタイル

北欧インテリアの写真で見かけるカーテン、日本のカーテンに比べるとスッキリしているなあ・・・でもどこが違うのかわからないという方は、ぜひカーテン上部をよくご覧になってください。日本では、カーテンの上部はタック仕様にするのが一般的ですが、北欧デザインでは、タックをつけないでまっすぐのまま、ドレープをつけるのが一般的です。タックなしだと、柄がつぶれないので上の端まできれいに見えますし、カーテンのヒダがまっすぐストンと上品に落ちます。カーテンは窓辺で使うもの。光を浴びた時の影の出方までこだわりたいものですが、タックなしの場合、きれいな影ができます。
また、タックなしだとタックありに比べて生地の使用量が少なくなるので、費用も抑えられるのもうれしいポイント。
タックなしのカーテンは、窓の幅に対してカーテンの横幅をどの程度取るか、によって印象がかなり異なってきます。ショールームなどで実物を確認して見ましょう。

4:素材

北欧インテリアでは、木の質感を活かした、シンプルな形のテーブルや椅子をよく見かけますね。カーテンもできれば質感の美しいナチュラル素材、コットンがオススメです。断熱、遮光、防音などの機能をそなえつつ、光を浴びた時の質感が美しいカーテンを選びましょう。上質のコットンで作られたカーテンは、光の入り方によって一日のうちでなんども表情を変えてくれ、飽きが来ません。
朝、カーテンの裾から入り込む光。カーテンを開けた時にできる影、夜きちんと閉めた時の生地感。カーテンは、一日になんども目に入るもの。特に主寝室とリビングルームのカーテンの生地、素材にはこだわりましょう。

Re:HOMEの「北欧カーテン」

「派手すぎず、なじみの良い色合いで、断熱、遮光、防音効果が高く、ウォッシャブル。タックなしで質感の良い上品なコットン製」わがまますぎる条件を満たしてくれるカーテンをいくつかご紹介します。

「Sopo:ソポ」

まずおすすめしたいのが、フィンランド語で「かわいい」を意味する「Sopo:ソポ」シリーズ。シンプルな無地ですが、北欧インテリアに合わせやすいきれいな色がそろっています。一番使いやすいのがアイボリーやアッシュグレー。

色合いだけではなく、遮光99.99%、防音率40~50%の実力派です。

「Sopo:ソポ」シリーズを見る

「北欧デザインシリーズ」

フィンランドのグラフィック&テキスタイルデザイナー、Sannaデザインの北欧らしい柄がそろっています。遠くから見ると無地に見えるくらいの細かい柄や、ボーダーがおすすめです。北欧らしいかわいさ・おしゃれさだけではなく、遮光率&防音率もしっかり備えているのがRe:HOMEのカーテンの嬉しいところ。

オーダー前に生地サンプルの取り寄せもできるので、写真とイメージが違ったというトラブルも防げます。

カーテンを変えるだけで、お部屋の雰囲気はガラッと変わります。
寒くなるこれからの季節、日本よりもずっと暗くて寒い国々、北欧のインテリアを取り入れて、暖かくて居心地の良いお部屋を目指しましょう。

「北欧デザインシリーズ:遮光生地」を見る

「北欧デザインシリーズ:コットン生地」を見る

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この記事を書いた人: rehome
ReHOMEサイト店長の天谷です。当店はカーテンやウッドブラインドなどの窓回り専門店からスタートしま 詳細はこちら

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