ロールスクリーンのことを正しく理解すると、カーテンに負けないたくさんの魅力があることに気づけます。特に、お部屋のデザインや印象をシンプルに、スタイリッシュに見せたい方にはうってつけ。
ここではロールスクリーンの隠された魅力と、活用方法をお伝えします!
ロールスクリーンについて
ロールスクリーンの目的は、カーテンと同じく、目隠しや紫外線を避けるためのもの。
学校や仕事場で、スライドを映写するためのスクリーンを上げ下げしたことはありますか?
あれこそまさに、ロールスクリーンです。スライド映写用のスクリーンが窓に設置されていて、上げ下げして外からの視線や直射日光を避けるためのもの、それがここで紹介するロールスクリーンです。
窓以外にも、収納家具や収納場所の目隠しに使うこともできます。
メリット1:スッキリとした見た目で部屋が広く見える
なんと言っても見た目がスッキリしている事。
使うときにはスクリーンを下ろして、使わないときにはスクリーンを上げます。使わない時のスクリーンは窓枠の上部にまとまっており、視界に入りづらいため部屋を広く見せることができます。
一方比較の為にカーテンはというと、カーテンを開けると左右どちらかに寄せますが、寄せたカーテンが窓の左右に集まって案外目立ちますよね。カーテンによりヒダの量や使っている布地の量が多いものでは、窓の左右に寄せたときのボリュームが、部屋の中での存在感につながります。
メリット2:柄付きや色付きのスクリーンを選んでも、シンプル!
ロールスクリーンにはカーテンのようにヒダやドレープはありません。下ろしてもすっきりとしているたたずまいは大きなメリットです。
下ろしている時でも「シワのない一枚布がストンと落ちたデザイン」。柄付き色付きのスクリーンを選んだ場合でも、同じ柄や色のカーテンと比較してスリムでシンプルなシルエットです。
メリット3:ロールスクリーンの操作方法は、2種類から選べる
ほとんどのロールスクリーンはプルコード式とチェーン式の2種類の操作方法があり、設置する場所に応じて好きな操作方法から選ぶことができます。
<プルコード式>
指先一つで操作ができる点がメリットです。
指先でつまんで操作するその操作方法から、腰窓や出窓など、短めの丈のロールスクリーンに向いています。
<チェーン式>
腰窓・出窓・ベランダに出るタイプの窓である掃き出し窓など、住宅にある全てのタイプの窓に合います。身長が高い人が高い位置で操作をしても、身長が低いお子様が低い場所で操作をしても、どのような方でも扱いやすい操作性の高さがメリットです。
ただし1か所に2台並べて設置する場合は、2台のロールスクリーンの間に(プルコード式よりも)隙間が空きます。
※ロールスクリーンは「設置器具」と「スクリーン」の2つのパーツで構成されており、幅の広い窓にロールスクリーンを設置する場合、1台で幅広に設置するのは危険なため、2台に分割して取り付けることになります。
そのため、2台のロールスクリーンを並べて設置するときは、隙間がやや空くことをご理解の上ご検討ください。
検討事項1:風でスクリーンが揺れると音が鳴る
ロールスクリーンを下ろしている時に風でスクリーンが揺れると、スクリーンの下部に棒が窓枠や壁にぶつかることで「カシャンカシャン」と音が鳴ります。
ロールスクリーンの下部の棒を取り外すことはできないため、この点は検討事項の1つです。
検討事項2:窓枠によっては、取り付けができないことも
ロールスクリーンには、ネジ止め等が必ず必要なタイプと、ネジ止めせずに簡単に取り付けができるつっぱりタイプがあります。
<ネジ止めが必要となるタイプのロールスクリーン>
スクリーンの横幅が広かったりその取り付け場所によって、壁や窓枠に取付金具をネジ止めしを行わないとロールスクリーンが設置器具ごと落下の危険性があるためです。
<ネジ止めせずに簡単に取り付けるつっぱりタイプ>
「ネジ止めをしなくて良い」と聞くと、どこへでも取り付けができそうですが、カーテンレールがボックス型のものや、窓枠の形によっては取り付けができないこともあります。
ボックス型のカーテンレールは築年数が長い賃貸物件などに多く、賃貸物件は大家さんの了承なしには勝手な工事をすることもできないため「どうしてもロールスクリーンを取り付けたい」というこだわりがあっても、取り付けができないことも。
検討事項3:洗濯不可のスクリーンもある
スクリーンの素材によって、洗濯ができない生地もあります。
(もちろん、カーテンも麻などの天然素材はご家庭で洗濯すると縮んでしまうため、ご家庭での洗濯は厳禁ですが)
ただし、ロールスクリーンにはヒダがないので、カーテンほど布地が多くなく、必要最低限の大きさの布地しかありません。そのため、もともとホコリもたまりづらいのでカーテンほど洗濯やお手入れに気遣わなくてもいいかもしれません。
ビスを使わない方法をご紹介
カーテンレールに取り付ける
特殊な部品で、工事不要!
「カーテンレールに取り付けができるようになる部品」を使えば、もともとあるカーテンレールを生かして工事をすることなくロールスクリーンを取り付けることができます。
特に賃貸物件は壁に穴を開けたりネジを入れ込んだりしてしまうと、退去時に高額な請求があることも。持ち家でも、なるべく壁に穴を開けたり工事をしたりすることなく綺麗に使ったほうが資産価値を保つことができます。
ただし、カーテンレールが耐えることのできる重量がわかりづらい
ロールスクリーンは、横幅が広いほど設置器具が重くなり、縦幅が長いほど布の量が増えて重さを増します。しかしカーテンレールに重すぎるものを取り付けるとカーテンレールが壁から外れてぼろっと落ちることがありますのでご注意ください。
マグネットで取り付け
「ポン」とマグネット面をくっつけるだけの手軽さ
ロールスクリーンにマグネットブラケットがあるものは、ロールスクリーンを取り付けたい場所にマグネット面を「ポン」とくっつけるだけで設置完了します。驚くほど手軽で簡単、数十秒で取り付けが完了します。
ただし取り付けることのできる場所が限られる
窓枠が「マグネット面と貼り付けることのできるスチール部分」になっている物件は少ないため、このタイプのロールスクリーンを窓に取り付けることができる家は限られるでしょう。
ロールスクリーンの長所は、カーテンと同じように窓の目隠しとして使うだけでなく、部屋の収納場所や収納家具の目隠しとしても使えるところ。
マグネット、つまり磁石がつく金属は、鉄・ニッケル・コバルトです。鉄フレームの窓枠を「スチールフレーム」や「スチールサッシ」と呼ぶことがありますが、デザイナーズ物件でもない限り、ごく普通のありふれた賃貸住宅で窓枠が鉄製になっているものはほとんどありません。
スチール製の収納家具や、スチール面のみでは使用することができます。
テンションバーで取り付け
壁に穴を開けずに取り付けができる!
「ロールスクリーンは工事が必要」と思われることが多いですが、テンションバーを使えば1つも穴を開けずに取り付けることができます。
「ここにもロールスクリーンが取り付けできるの?」と驚くような場所に、手軽さに取り付けることができます。水回りや台所など、空間を分けたい場所にもピッタリです。
ただし、テンションバーを取り外す時に、テープの粘着で壁紙が剥がれる可能性がある
テンションバーを取り付けるときに、粘着テープのついた受け部品を窓枠に貼り付けます。ある程度の粘着力があるため、使用後に剥がす際、テープの粘着力で壁紙が剥がれる可能性も。
しかし「剥がれる心配のない」素材の場所には、全く心配せずに取り付けることができますよ。
おしゃれルームは生地の機能でロールスクリーンを選んでる!
4種類のロールスクリーンを紹介します!
1級遮光デザインタイプ:スクリーンはデザインが映える
フィンランドのデザインが生えるロールスクリーンを紹介します!ピンと張ったロールスクリーンを下ろすとワンポイントになり、お部屋に絵を飾っているよう。
遮光率は99%、断熱性も高い生地なので窓際への設置におすすめ。夏には外からの熱い直射日光を、冬には部屋の暖かい空気が外に逃げることを防ぎ、冷暖房の料金を抑えることができます。
商品ページ→ https://www.rehome-japan.com/user_data/order_roll027
UVカット・断熱:国内最高基準のUVカット、断熱率
フィンランドのデザイナーとカラーセラピストが作った、お店オリジナルの色だけを取り揃えたロールスクリーンです。ネットに入れて洗濯機に入れれば、ご家庭で洗濯することもできます!生地は高密度なので、洗濯後のシワも気になりません。
90%以上のUVカット機能がありながら採光対応なので、部屋に柔らかな光を取り入れながらも、有害な紫外線はカットできます。
商品ページ→ https://www.rehome-japan.com/user_data/order_roll024
1級・完全遮光タイプ:100%光を遮る生地
1級、つまり100%光を遮る生地を使ったロールスクリーンです。朝日を入れたくない寝室や、ゆっくり寝かせたい乳幼児が寝起きする子供部屋、窓際に絶対に日焼けしたくない家具を置いているご家庭などにいかがですか?
色は30ある中から選ぶことができます。カラフルながらも穏やかなトーンの色使いはスウェーデンからやってきました。あなたの部屋に合うとっておきの1色を選ぶことができます。
この30色はどの色を選んでも派手すぎる印象にはなりません。オフィスやSOHO事務所に少し色を加えたい時にも目立ちすぎず、アクセントにしやすい色味が揃っています。
商品ページ→ https://www.rehome-japan.com/user_data/order_roll024_3
調光ロールスクリーン:光の調節が自分次第
チェーンで操作をして採光量を調節できる面白いロールスクリーンです。2つの面があるため、チェーンで2つの面を入れ替えることができます。一つの面はレースとレースではないストライプの仕様、もう一つの面は採光をしない、光が入らない仕様です。
このロールスクリーンは、光が当たっても色あせない生地を使っています。そのためレースカーテンのように、ずっと下げてかけたままにしていても安心です。プライベートを守りたい、外から見えないようにしたいけれど光は適度に取り入れたい部屋に適しています。
また、操作に使うチェーンは、乳幼児やペットが絡まる危険もありますが、このロールスクリーンのチェーンは力がかかると外れる「セーフティジョイント」という仕様になっており安心して使用することができます。
商品ページ→ https://www.rehome-japan.com/user_data/order_t_blind
まとめ
ロールスクリーンのことを知ると、カーテンにはない魅力がいくつかあることに気づきます。もちろんカーテンにも素敵な魅力はたくさんありますよ。
ロールスクリーンには、カーテンが持っている機能はすべて持っている上に、見た目がすっきりとしてスタイリッシュなので部屋をごちゃごちゃさせず、ミニマルに見せることができます。
ぜひあなたのお部屋に合うロールスクリーンを見つけて、使ってみてくださいね!