カーテンはお部屋の明るさだけでなく、お部屋の温度にも大きく影響します。特に、夏は窓からギラギラの太陽の熱が入ると、家全体が熱されてしまいます。その暑さから、室内でも深刻な健康被害が生じることも。一方で冬は、太陽の熱をお部屋の中に取り入れて、ポカポカと暖かく過ごしたいものです。今回は、そんな悩みを解決するため、遮熱カーテンについて調べてみました。
目次
- 1 遮熱カーテンは必要?こんな悩みはありませんか?
- 2 遮熱?断熱?遮光?我が家に必要なのはどれ?
- 3 遮熱対策のいろいろ
- 4 遮熱カーテンのメリットデメリット
- 5 遮熱カーテンや断熱カーテンを活用して快適な室温環境に!
- 6 遮熱レースカーテンと断熱カーテンを組み合わせるならどう使う?
- 7 遮熱カーテンや断熱カーテンを探している人におススメ8選
- 7.1 断熱レースカーテンサラクール【エコストライプ】
- 7.2 断熱レースカーテンエコプレーンフィンランドデザインシリーズ【Ketoライトターコイズ】×一級遮光カーテンデザイン【Ketoライトターコイズ】
- 7.3 1級遮光デザインロールスクリーン【FUN;Leikki4】
- 7.4 ミーナベージュ【TDOS7094】×ミーナシルエット【TDOL7864】
- 7.5 SOPO【ナチュラルベージュDP104】×レースカーテンエコリエ【北欧ストライプ】
- 7.6 立川機工アルミブラインド【遮熱コートTK2571 パウダーブルー】
- 7.7 立川機工ロールスクリーン 一級遮光タイプ【1132シエロンクリーム】
- 7.8 パリスシェード【全30色】
- 8 まとめ
遮熱カーテンは必要?こんな悩みはありませんか?
大きな窓は明るく広々とした印象ですが、夏の日射熱がダイレクトに差し込みます。エアコンが壊れたのではと思うくらい、部屋の暑さに悩まされた経験はありませんか?
日本の夏が暑くなっている?
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気象庁データより
1898年以降、日本の平均気温は上昇傾向にあります。地球温暖化による気温の上昇に伴い、熱帯夜や猛暑日が増えています。
部屋の暑さによる健康被害
熱中症というと、照り付ける太陽のもと、屋外で起こる症状として話題になりますね。しかし室内でも、熱中症対策を怠ると深刻な健康被害につながります。
暑さ対策はエアコンだけではだめ?
夏にエアコンをフル稼働させても、なかなか室温が下がらないことがありますね。太陽の熱により高温になったお部屋の温度を下げるため、エアコンが冷気を室内に放出し続けます。同時に、窓ガラスから室内に侵入してくる日射熱が部屋を熱し続けます。そのため、冷房が効きにくくなるのです。
おうちの中でも熱中症に!
猛暑日や熱帯夜の多くなった昨今の夏は、エアコンをかけずに室内で過ごすのは危険です。特に子どもや高齢者は、屋内での熱中症に注意が必要。西日のきついキッチンで調理作業をする人も、知らず知らずのうちに室内熱中症になるリスクがあります。
冬の遮熱は不要?
一方で、夏の日射遮蔽だけでなく、冬の日射熱の取得も考えて。冬は太陽の熱を家の外へ跳ね返してしまうと、屋内に熱エネルギーが入ってこないため、寒く冷たいお部屋になってしまいます。冷たいお部屋を暖めるためにより多くの暖房エネルギーを必要とするため、電気の消費量が増えて家計を圧迫することに! そのため冬は暖房効率を上げるために「断熱」に着目しなければなりません。
遮熱?断熱?遮光?我が家に必要なのはどれ?
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夏、部屋に入ってくる熱は、約70%が窓から入ってくると言われています。一方で、冬室内から室外へ流出する熱は、窓からが約60%弱と言われています。太陽エネルギーには、光と熱がありますが、住宅における、遮熱・断熱・遮光の違いをおさらいしておきましょう。
遮熱とは?
遮熱とは、家の外から中に入る熱をブロックすること。強い日差しによる温度上昇を防ぐためには、家の中に熱を取り込まず、家の外で太陽熱を反射させることが必要です。
断熱とは?
断熱とは、熱が伝わるのをブロックすること。つまり、冷たい空気も温かい空気も通さない、ということです。家の外から中へ入る熱、家の中から外へ出る熱、家の中において部屋と部屋間で出入りする熱を遮断することが考えられます。断熱は室内の温度を一定に保つ助けになるため、通年で効果を発揮します。
遮光とは?
遮光とは、部屋の中に入る光をブロックすること。カーテンに表記される遮光等級は、(一社)日本インテリア協会(NIF)による判定基準によります。夜間は室外から室内を見えにくくする効果がありますが、昼間の光を遮ると眩しさは防ぐことができるものの室内は暗くなります。
遮熱対策のいろいろ
経済産業省 資源エネルギー庁ポータルサイトより
住宅の快適な室温を保つには、工法、資材、設備や空間計画など、様々な方面での対策が関わってきます。夏は太陽熱を部屋に入れないようにすることが第一。日射熱を遮ることで省エネ対策になり、CO2削減につながります。
遮熱効果のある屋根や壁にする
遮熱機能を付加した屋根や壁の下地材を採用して家を建てることで、厳しい太陽熱から家を守ります。建て替えや新築の際には有効ですが、すでに居住している場合は工事が必要になるのが難点です。
遮熱機能のある窓に変える
今ある窓を、遮熱効果のある窓ガラスに交換するのも有効です。業者の選定から見積もり、施工まで手間や費用がかかります。
遮熱のためにオーニングを設置する
カフェ風のおしゃれなオーニングは、後付けもできるエクステリア。冬場は巻取りができるので、温かな日差しを室内に入れることができます。一年を通して適温環境を整えることが可能。つっぱり式のような簡易なものも通販で入手できますが、耐久性に欠けることも。専用業者に頼むなら費用と工期がかかる、などが難点です。集合住宅では規約により設置が難しいことも。
古くから行われている遮熱ワザを使う
すだれやよしずを設置する、植栽で直射日光を遮る、など昔ながらの工夫も効果があります。家の外から行う方法のため、環境によっては設置が難しい場合もあるでしょう。
遮熱を簡単に行う方法もある!
遮熱シートを窓に貼る、遮熱塗料を窓に塗るなど、後からできる遮熱策もあります。耐久性に欠ける面もありますが、材料は通販でも購入可能なので、DIYが得意なら挑戦するのもありです。
遮熱カーテンのメリットデメリット
(一社)日本インテリア協会(NIF)によると、「遮熱レースカーテン」は「一般のシアーカーテンと比較して節電対策上の相対的効果が認められるもの」とされています。遮熱のメリットとデメリットを踏まえて賢く使い分けましょう。
遮熱機能のメリット
・太陽熱を跳ね返して家の中に入れないことで、室内の温度の上昇を防ぐ
・カーテンを閉めても室内の明るさが確保できる
・エアコン及び照明の省エネにつながり、環境と家計に優しい
遮熱機能のデメリット
・太陽光を取り入れても太陽熱は撥ね返すため、冬の部屋を暖める機能はない
・太陽光を撥ね返すものの断熱性はないため、冬は外気の冷たさを通してしまう。
・そのため暖房のためのエネルギーが必要になり、環境と家計に優しくない
遮熱カーテンや断熱カーテンを活用して快適な室温環境に!
今あるカーテンを取り換えることで、簡単な遮熱効果を得ることができます。一年中使うカーテンなら、夏の遮熱だけでなく、通年の断熱機能も兼ね備えているかに注目しましょう。複数種類をセットで取り入れるのがおすすめです。
遮熱レースカーテン
レース素材を採用することにより、昼間の光を通しながらも熱を跳ね返すカーテン。室内が透けて見えないように、遮像効果のあるものなら防犯上のメリットも。断熱やUVカットなど、他の機能を兼ね備えているものもあります。
断熱カーテン
カーテンの中と外との空気を仕切り、室内の涼しさや暖かさを室外に逃さない、室外の熱さや冷たさを室内に入れないためのカーテン。遮光やUVカットなど、他の機能を兼ね備えているものもあります。
番外編:遮熱アルミブラインド
熱エネルギーの元となる赤外線を反射する塗料をコーティングしたブラインド。スラットの角度調整を簡単に行うことができるため、調光効果に優れています。
遮熱レースカーテンと断熱カーテンを組み合わせるならどう使う?
おうち時間も増えた今だからこそ、エアコンを効率的に稼働させ、室内で過ごすときの快適性にはこだわりたいところ。日差しの強い部屋には遮熱カーテンと断熱カーテンの組み合わせがおすすめです。遮熱レースカーテンと断熱カーテンを併用して快適な室温環境を実現するには、どんなことに気をつけたらよいでしょう。
夏、室内で過ごすとき
遮熱レースカーテンを閉めて、断熱カーテンは照明が要らない程度に開けておきましょう。室内に熱は入れず光のみ入れ、照明をつけずにいられるようにするのがポイントです。
夏、不在にするとき
遮熱レースカーテンも断熱カーテンも閉めておきましょう。真夏の太陽の熱を入れてしまうと、家全体が熱されてしまい部屋がサウナのように蒸し暑くなります。すると、その熱を冷ますためには、多大なエネルギーが必要となってしまいます。
冬、室内で過ごすとき
遮熱レースカーテンも断熱カーテンも開けておき、日暮れ前に両方閉めましょう。昼の間に窓から取り入れて室内を温めた熱を、逃がさず断熱カーテンで保温することで、暖房効率をアップさせることができます。
冬、不在にするとき
遮熱レースカーテンも断熱カーテンも開けておき、日暮れ前に両方閉めるのがよいでしょう。昼間入ってきた熱が残っている時間に帰宅できれば、暖房効率がアップします。ただし帰宅が夜になるなら、昼間温めた空気は室外へ出ていってしまうことに。その場合は防犯上どちらのカーテンも閉めたままでよいでしょう。
遮熱カーテンや断熱カーテンを探している人におススメ8選
遮熱レースカーテンや断熱カーテンを購入するなら、居住地域の季候や窓の方角、ライフスタイルなどを考慮して選びましょう。夏の暑さや眩しさはもちろん、通年でお部屋を守るカーテンを探すなら、通販がおすすめ。オンラインショップRe:HOMEには、様々な機能を備えたおしゃれな柄のカーテンが揃っています。
断熱レースカーテンサラクール【エコストライプ】
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明るさをしっかり確保しつつ、快適室温をサポートする高機能レースカーテンです。室外側にブライト糸、内部に特殊セラミック入り太陽光遮断糸を使用した素材が、高い省エネ効果を発揮します。暑い夏は太陽光の熱をしっかり撥ね返して、室内温度の上昇を抑制。寒い冬は優れた断熱性を発揮し、室内の温かい空気が流れ出るのを防ぎます。遮像効果で外から室内が見えにくいのもポイント!
断熱レースカーテンエコプレーンフィンランドデザインシリーズ【Ketoライトターコイズ】×一級遮光カーテンデザイン【Ketoライトターコイズ】
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断熱率30%UVカット97%と高機能のレースカーテン「エコプレーン 」にフィンランドのデザイナーによる柄をプリント。おそろいの1級遮光ドレープカーテンと組み合わせて。ターコイズカラーの繊細なデザインが、柄×柄の難度の高いコーディネートを成功させます。夏はもちろん、冬はお部屋の暖気を閉じ込めてキープする、高性能カーテンのコーデです。
1級遮光デザインロールスクリーン【FUN;Leikki4】
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熱を遮るのはもちろん遮光等級1級の機能により、強烈な日差しからお部屋を守るロールスクリーンです。22,000本の極細糸を高密度で織りあげることで高い断熱率を実現。目安として夏の冷房設定温度を1℃上げ冬の暖房設定温度を1℃下げ、年間約2,000円の節電効果が期待できます! 「Leikki」はフィンランド語で「遊び・楽しむ」の意味。木を思わせるフィンランドデザインがナチュラルなインテリアを引き立てます。
ミーナベージュ【TDOS7094】×ミーナシルエット【TDOL7864】
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遮熱断熱付きのドレープカーテンとレースカーテンの柄をお揃いにした、おしゃれな組み合わせ。昼間室内にいることが多く、レースカーテンのみで過ごす時間が長い方も、レースの花のシルエットを楽しめます。ドレープカーテンのグレージュ系アースカラーはインテリアとなじみやすく、大ぶりの花柄がお部屋を華やかに演出します。
SOPO【ナチュラルベージュDP104】×レースカーテンエコリエ【北欧ストライプ】
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遮光率99.99%以上の1級遮光カーテンSOPOにプライバシーレースカーテンエコシリーズの組み合わせ。エアコンの効率をアップする組み合わせです。レース素材は、スタイリッシュで飽きのこないストライプ柄。縦の直線は天井を高く見せるので、窓まわりがすっきり広々とした印象に! レースカーテンの遮熱機能で太陽光をがっちり跳ね返します。
立川機工アルミブラインド【遮熱コートTK2571 パウダーブルー】
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遮熱コート加工が施されたアルミ製のブラインド。ギラギラした太陽の光を反射して熱を室内に入れにくい効果があります。スラットの角度調整で視線や光の量を調整できるのがブラインドの特徴。8色展開のなかから爽やかなパウダーブルーを選べば、爽快な印象です。ほこり取りモップでササッとひと拭きできる手軽さも魅力!
立川機工ロールスクリーン 一級遮光タイプ【1132シエロンクリーム】
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高い遮熱効果・断熱効果を備えた一級遮光ロールスクリーン。夏の暑さや冬の寒さからお部屋を守る一年中快適に過ごせます。ベーシックなシエンロンクリームカラーは、インテリアを選びません。部品のカラーも白とダークブラウンのどちらかから選ぶことができるため、家具や壁とコーディネートできます。水拭きOKなのでスクリーンを外さずにお手入れが可能!
パリスシェード【全30色】
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ローマンシェードともよばれるおしゃれなドレープスクリーン。1級遮光、防炎機能付きの上、洗濯もOKなのでキッチンにもぴったりです。極細の糸で織り上げた高密度の生地は、断熱率57%の頼もしさ。全30色展開の中からお部屋にぴったりな色を選んで!
まとめ
お部屋の涼しさも暖かさも、カーテンの選び方ひとつで大きく変わるもの。一年中使うカーテンなら、遮熱や断熱など、必要な機能を検討して選びましょう。Re:HOMEのオーダーカーテンは、買い替えもしやすいお手頃価格。日本製の高品質なカーテンやロールスクリーンが多彩に展開されており、眺めているだけでも楽しくなりそう! 購入前にサンプルを取り寄せて実物を確認できる点も便利。安全で快適なおうち時間を過ごすため、お気に入りの遮熱カーテンを見つけてくださいね!
参考記事