カーテンをカーテンレールとつなぐためのカーテンフック。
普段何気なく使っているものの、フックが壊れたり、カーテンの取付に足りなくなったりしたとき、いざ必要となると「どこで買えばいいかわからない」と思うことはありませんか?
あるいは「どんなものを買えばいいかわからない」ということも。
カーテンを買うときに「このフックで、うちのカーテンレールに取り付けられるのかな?」と思うこともあるでしょう。
そんな方に向けて
「カーテンフックはどんな種類があるのか」
「カーテンフックは、どんな選び方をしたらいいのか」
をこちらの記事で解説します。
目次
カーテンフックとは?
カーテンフックは、カーテン生地をレールに引っかける役割を果たすものです。
素材は、金属製とプラスチック製とがあります。どちらの素材を使おうと、形状が同じであれば使用上にあまり違いはありません。
カーテンフックは種類によって形状が異なり、カーテン生地を掛けたときの見え方が変わります。
フックの形状によっては、ご注文するサイズが変わってきます。
では、フックの形状別にみたそれぞれのタイプについて、次で詳しくご紹介しましょう。
カーテンフックの種類と特徴
カーテンフックは、大きく分けてAフックとBフックの2つがあります。そして、AフックとBフックの機能を兼ね備え、丈の長さを調整できる「アジャスターフック」というものがあります。当店ではこちらを採用しています。
AフックとBフックのどちらを選ぶかで、注文するカーテンの丈のサイズが変わってきますので、ご注意ください。
フックの大きさは、75mmタイプと、90mmタイプの2種類があります。当店では、75mmタイプを採用しております。
Aフック
Aフックが最も一般的に使われます。カーテンレールが見えるタイプです。
取り付けるカーテンレールが、装飾レールの場合は、こちらをお選びください。
Bフックと比べると、レールや生地に引っかかりにくいので、開閉がスムーズです。
カーテンのドレープ(ヒダ)がきれいに出やすくなります。
Bフック
Bフックは、カーテンレールを隠すタイプです。光漏れを防ぎたい方、遮熱や断熱などの機能性を求める方にはこちらがおすすめです。
アジャスターフック
カーテンの高さを数㎝程度調節できるフックです。
位置を調節できるため、Aフック・Bフック両方の機能を備えています。Aフック機能のみ、Bフック機能のみのアジャスターフックもあります。
アジャスターフックは、レールに引っかける部位を上げたり下げたりすることで、Aフックとしても、Bフックとしても使うことができます。Aフックのようにカーテンレールを見せる位置にも、Bフックのようにカーテンレールを隠す位置にも持ってくることができます。
当店のカーテンを購入すると同梱されるフックは、こちらのアジャスターフックを採用しております。
当店のアジャスターフックでは、カーテンの丈を3㎝上に、1㎝下に調節できます。
Aフックとして使用する場合、Bフックと比べて生地の丈が長くなり、Bフックとして使用する場合、Aフックと比べて生地の丈は天井部分に上がって短くなります。
ギャザーフック(『フィンランドスタイル』専用のフック)
「ギャザーフック」とも言われています。指の関節ほどの大きさのかわいらしいサイズで、くるりと回して生地に取り付けます。
当店では、シンプルなドレープが特長の「フィンランドスタイル」という当店オリジナルのカーテンがあり、こちらに専用のフックを採用しております。
こちらのフックでフィンランドスタイルの生地を掛けたとき、生地がストレートに落ちて、デザインがの美しさが引き立ちます。
カーテンレールをもとにしたカーテンフックの選び方
カーテンレールの種類や取付方によって、使用するフックが変わってきます。お部屋のカーテンレールに合わせて、カーテンフックをお選びください。
カーテンレールは、壁に付ける「正面付け」か天井に取り付ける「天井付け」の2種類の取り付け方があります。
また、カーテンレールの種類も、金属製の機能レールと木製や金属製の装飾レールがあります。取り付けるカーテンレールがどのタイプなのかをこちらから確認していただき、カーテンフックの選び方の参考にしてください。
ダブルレールとシングルレール
レールが2つ付いているのがダブルタイプ。厚手生地のカーテンを手前に、薄地のレースカーテンを奥にしたセットで取り付けます。
シングルタイプは、レールが1つで、カーテン生地は1種類のみを掛けます。
機能レール(ダブル)正面付け
Aフック、Bフックどちらでもお使いいただけます。「機能レールを見せたくない」もしくは「光漏れを防ぎたい」という場合は、Bフックをお使いください。
機能レール(ダブル)天井付け
機能レールに天井に直接取り付けている場合は、Aフックがおすすめです。Bフックだと、天井に当たってしまいます。
カーテンレールカバー・カーテンボックスがある場合も同様です。
装飾レール(ダブル)
装飾レールは、レールに付いたリングにAフックを掛けます。Bフックにしてしまうと、せっかくの装飾が見えなくなってしまうので、Aフックがおすすめです。
装飾レールと機能レール(ダブル)
手前部分にある装飾レールには、Aフックを使い、機能レールではBフックを使うのがおすすめです。
機能レール(シングル)正面付け
機能レール(シングル)正面付けの場合は、カーテン生地が一つで光漏れがしやすいため、Bフックの使用がおすすめです。
機能レール天井付け(シングル)
機能レール天井付けの場合は、Aフックをお使いください。
装飾レール(シングル)
装飾レールシングルの場合は、こちらも装飾部分を見せるためにAフックをお使いください。
カーテンフックはどこで買える?
カーテンフックはどこで買えるのでしょうか?
基本的には、カーテンを購入すればカーテンフックが同梱されているパターンがほとんどで、カーテンフックのみを買おうという方はあまりいないかもしれません。
しかし、フックが壊れるなどで必要になったら、ホームセンターや100円ショップ、インテリアショップなどで買えます。
ただ、カーテンを購入されたときに付いてきたフックと同じタイプを扱っているかどうかはわかりません。カーテンを購入された店舗にお問い合わせすることをおススメします。
ホームセンター
ホームセンターでは、Aフック、Bフック、アジャスターフック、ギャザーフックといったフック全種類をほぼ網羅して販売されています。
当店スタッフが見たところ、同じAフックだけでも素材もプラスチック製もあれば、金属製も両方扱っていました(2021年7月調べ。お店や販売店によって異なります)。
100円ショップ
100円ショップに実際に行ってみると、プラスチック製のアジャスターフックと金属製のAフックを置いていました。アジャスターフックでも、AフックとBフックとして使用するものと、A・Bフック兼用タイプが別々に扱っていました(2021年8月調べ。お店や販売店によって異なります)。
インテリアショップ『リホーム(Re:HOME)』では?
Re:HOMEでは、カーテンを購入すれば、カーテンフックも付いてきます。少し多めの個数で同梱していますので、万が一壊れた、足りなくなったということがあっても、同梱のフックで対応できるようにしております。
もし、フックが足りない、もしくは壊れたなどお困りのことがあったらお気軽にご連絡ください。
当店ではカーテンのスタイルによって、同梱されるカーテンフックが異なります。
『ジャパンスタイル』であれば、ドレープ(ヒダ)を生かせるアジャスターフックが付いてきます。『フィンランドスタイル』であれば、シンプルなドレープを生かした専用のフック(ギャザーフック)が付いてきます。
カーテンフックの付け方
カーテンフックの付け方は、カーテンの裏側上部にある筒状になっている部分にフックを差し込むだけ。
筒状の箇所以外にフックを差し込むと、カーテン生地が破れたり、傷んだりする原因となってしまいますので気を付けてください。
カーテンフックを生地にすべて取り付けて、カーテンレールに取り付ければ、カーテンの取付が完成です。
【ミニ知識】カーテンフックを付けたまま洗える?
カーテンを洗う際、カーテンフックを外してまた取り付けるという作業が面倒なときもありますよね。できれば、洗濯の際は、カーテンフックを取り外して洗った方がいいですが、フックを付けたまま洗濯機で洗える裏技もあります。
手順はこちら。
- カーテンの表面の汚れやほこりを取る
- カーテンのドレープ(ヒダ)に沿って折る
- フックの付いている部分を内側に折って、ゴムで留める
まず、カーテンフックをカーテンレールから取り外した後、表面に着いたほこりを払いましょう。掃除機で吸い込ませてもOKです。目に見えるごみや汚れ、カビなどは手洗いしてしまいます。
そして、カーテンのドレープに沿って折ります。フックの付いている部分を内側に折って、ゴムで留めましょう。折りたたんだカーテン生地をお好みでネットに入れて、洗濯機で洗ってください。
カーテンの正しい洗濯方法については、こちらをご確認ください。
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