タテ型のブラインドといえば、会社の会議室やロビー、病院のエントランスでよく見かけますよね。白っぽくて業務用のイメージが強いですが、実はカラバリ豊富!いろんな色があるので、家庭の窓にもおしゃれに取り付けられます。
また、生地の厚さや操作方法なども種類さまざま。あなたの生活リズムや窓の用途にぴったりなスタイルが選べます。
ここでは、
「買うときはなにを確認すればいい?」
「取り付けるならどれがおすすめ?」
と気になるあなたへ、バーチカルブラインドの上手な選び方をご紹介。買って取り付けてから後悔しないためにも、特徴や種類を知っておきましょう!
目次
バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)の魅力
バーチカル(vertical)とは「垂直の」という意味。まっすぐな縦のラインが美しく、シャープでスタイリッシュな見た目が特長です。
部屋が広く見える
垂直の「ストライプ」デザインは、天井を高く見せる効果があります。そのため、高さのある大きな窓に取り付けると、縦のラインが強調されて部屋が広々!透け感のある生地を利用すれば、外からの視線をさえぎりながら太陽の光がやさしくとりこめます。
また、バーチカルブラインドを天井から吊り下げれば、さらに部屋が広々。窓枠のサイズに合わせる「天井付け」よりも、窓枠外の天井から床いっぱいまで伸ばせる「正面付け」の方が取り付けタイプとしてはおすすめです。
光・視線を自在にコントロールする
そもそも、ブラインドの魅力といえば視線をカットしつつ光や風の量が自由にコントロールできるという点ですよね。
閉じた状態で、ヨコ型のブラインドはスラット(羽)の向きを上下しながら光を調整。一方、バーチカルブラインドはルーバー(羽)を内側・外側に回転しながら調整できます。
このように、角度を調整すれば直射日光をやわらげながら外の景色を楽しむことも可能。ルーバーの間にレースが挟まっている「センターレース」なら、視線をしっかりとさえぎりつつ部屋が明るくできます。
風に当たると少しうるさいかも?
風が強い日は、ルーバー同士が当たってバタバタと音がするかも。少しうるさく感じる人もいるようです。
ただ、ブラインドならではの風通しの良さはカーテンやロールスクリーンにはない魅力の1つ。さらに、視線も同時にカットできるので、エアコン代を節約したい時期や部屋の空気を入れ替えたいときにとても重宝します。
また、裾部分には
- ルーバーを安定させる「バランスウエイト」
- ルーバーの絡まりやバタつきを抑える「ボトムコード」
があります。バランスウエイトは「重り」の役割で、ルーバーの長さが調節できるタイプもあります。ボトムコードはルーバー同士を細いコードでつなげた仕様。無いと見た目がすっきりします。足をひっかけるのが(特に小さな子ども)心配な人にはおすすめできませんが、風の強い日は有無によってルーバーの揺れ幅が大きく変わります。
購入前に要チェック!バーチカルブラインドを選ぶコツ
では、バーチカルブラインドの上手な選び方をお伝えしていきます!
※ここでは、バーチカルブラインド全般の種類をお伝えしています。商品によって種類の数に差があります。
素材・スタイルの種類は場所に合わせて
ルーバーの素材は以下の4種類。雰囲気や機能がちがうので、ぬくもりがほしい部屋、汚れやすい場所などに合わせて最適なものを選びましょう。
布製 (ファブリック) |
・カーテンのようにお手入れしやすい ・抗菌・消臭・防炎など機能が豊富 ・リビングなど人が集まる場所向け |
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木製 (ウッド) |
・木目から木のあたたかみが味わえる ・木ならではの調湿作用で快適空間 ・高級感あり |
アルミ製 | ・遮熱・遮光性に優れている ・クールでスタイリッシュな雰囲気 ・オフィスや病院に多い |
紙製 | ・和風の部屋・和室との相性抜群 ・紙ならではの模様が楽しめる |
出典元:アルペジオ|ニチベイ株式会社(2019年8月時点)
スタイルの種類は大きく分けて「シングルタイプ」「ペアタイプ」の2つ。シングルタイプはルーバーの素材が1種類。ペアタイプはレースなどがついて2種類の素材が使われています。
さらに、細かく分けると以下の4つに分けられます。
シングルスタイル (標準) |
・不透明なルーバーのみを使ったシングルタイプ。 ・色や素材の種類が多く、シンプルでどの部屋の窓にも合わせやすい。 |
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センターレーススタイル (アンサンブルスタイル) |
・不透明なルーバーとレースを交互に並べたペアタイプ。 ・レース生地から柔らかな日光が差し込む。 ・ミラーレースの場合、外の視線が気にならない。 |
モアラップスタイル (ワイドスラット仕様) |
・不透明なルーバーのみ、重なり幅を大きくしたシングルタイプ。 ・閉じたときの遮光性がアップする。 ・断熱性に優れており、省エネ効果も期待大。 |
ツーウェイスタイル | ・不透明なルーバーとレースを1つにつなげたペアタイプ。 ・ドレープカーテン×レースカーテンのように使える。 ・メーカー「タチカワブラインド」のみで取扱中。 |
どれも、縦のラインが美しくシャープでスタイリッシュな見た目は共通しています。大きなちがいは、価格面。
たとえば、サイズ「幅180cm×高さ180cm」&ルーバー幅「100mm」の場合、
- シングル|44,500円
- モアラップ|55,600円
- センターレース|88,100円
と、2倍ちかくの大きな差があります。
サンルームへ出入りする掃き出し窓やお庭に面した窓など、人目が気にならないところにはシンプル&リーズナブルなシングルスタイル。大通りに面した窓や脱衣所など人目が気になるところにはセンターレーススタイルがおすすめです。
※参照元:株式会社ニチベイ|アルペジオデジタルブック(2019年8月時点)
ルーバーの幅で見た目が変わる
出典元:アルペジオ|ニチベイ株式会社(2019年8月時点)
ルーバーの幅にも注目!一般的には100mm・75mmから選べます。
太めのルーバーは、どの窓辺にも合わせやすいベーシックなタイプ。細めのルーバーより縦のラインが少ない分、シャープさが和らぎます。重なり幅の大きなモアラップスタイルを選ぶと、光漏れや遮熱・断熱効果の期待大!ただし、窓の奥行きが必要です。
細めのルーバーは、光をたっぷり取り込んで部屋を明るくしてくれるタイプ。縦のラインが細くなることで、軽やかな&開放的な窓辺に仕上がります。ただし、太めのルーバーよりも枚数が多いため、コストが大きくなる可能性あり。また、よじれやすくなるのでボトムコードなどでしっかりとした対策が必要です。
取り付けタイプは2種類から
バーチカルブラインドの取り付けタイプ(取り付け位置)は2種類。
- 正面付け
- 天井付け
上記で少しお話ししたとおり、部屋を広く見せるなら正面付けがおすすめです。大きな窓が映えるので、バーチカルブラインドそのものが部屋の大きなアクセントに。窓がすっぽりと隠れてシャープな縦ラインが強調されます。
反対に、コンパクトに仕上げたいなら「天井付け」がおすすめ。窓枠の真下から床まで吊り下げるタイプです。丈が短い分、価格もリーズナブル。全体的にすっきりまとまる印象です。
サイズは取り付け窓に合わせて
バーチカルブラインドを購入する際は、必ず「窓枠(幅×高さ)」の採寸が必要です。
天井付け | 【幅】窓枠の内側から1〜2cm差し引く 【高さ】窓枠下から2cm程度差し引く |
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正面付け (窓枠のすぐ前) |
【幅】窓枠外の実寸 【高さ】取付位置〜床から2cm程度差し引く |
正面付け (窓枠より大きく) |
【幅】窓枠両サイド+10cm以上 【高さ】取付位置〜窓枠下+10〜20cm |
このように、取り付けたい位置によって採寸方法が異なります。ポイントは、窓枠下や床の上から少し短くすること。ルーバーにホコリやゴミがたまらないようにするため、また、開閉をしやすくするためです。
ルーバーの開き方・たたみ代を確認
ルーバーの開き方やたたみ代(寄せ幅)をみて、開けたときに家具や家電が当たらないかどうか、窓を開けやすい・人が通りやすいかどうかをチェックしましょう。
開き方は、
- 片開き
- 両開き
の2種類から選べます。真ん中から全開にして、窓を大きく見せたい・通り道を広くしたいなら両開きが便利。片方の窓だけを頻繁に出入りするなら片開きが使いやすいですよ。
たたみ代(寄せ幅)とは、カーテンのように窓枠サイドにルーバーが寄せられたときの幅のこと。同じ窓枠幅でも、開き方によって以下のような違いが出ます。
たたみ代の小さな両開きにすれば、窓枠ちかくに家具や家電が置きやすくなりますよ。
このように、操作位置(左右)に合わせて決めるのもOK。
使いやすい&安全な操作方法を
ブラインドの開閉やルーバーの調整が、ストレスにならない操作方法をチョイス!特に、毎日のように開け閉めする人はしっかりとみておきたいポイントです。
出典元:アルペジオ|ニチベイ株式会社(2019年8月時点)
種類は以下の4つ。特長を見ながら、あなたにとって安全&使いやすそうなものを選んでくださいね。
バトン式 | ・1本のバトン(ポール)を動かしながら開閉する ・バトンを回転させてルーバーの向きを変える ・人が通れる幅(数cm)だけを開けるときに便利 ・小さな子供が手の届きにくい位置にある |
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コード式 (ループコード式) |
・1本のコードをひっぱって開閉する ・バトンを回転させてルーバーの向きを変える ・その場で両方が操作できる |
ワンチェーン式 | ・ループ状のチェーン1本で開閉・向き調整をする ・手の届きにくい場所に便利 |
電動式 | ・リモコンで簡単に操作できる ・ 手の届きにくい場所、大きな窓に便利 |
洗い方(掃除方法)も知っておくと安心
ワクワクしながら取り付けたあとは、いつもキレイなバーチカルブラインドを楽しみたいですよね。清潔を保つなら、適度な掃除方法も知っておくと安心です。
普段のお手入れは、ほうき・はたき・モップ・キレイな布等でホコリをはらえばOK。油汚れや窓辺の湿気で水滴がたくさんつく場所は、こまめに行うのがキレイを保つコツです。
また、バーチカルブラインドには「ウォッシャブル」タイプがあり、家庭の洗濯機で丸洗いが可能!水でさっぱりと洗えます。年末年始の大掃除や模様替えのタイミングにぜひ。
【30色から選べるバーチカルブラインド】ニチベイ『アルペジオ』
インテリア用品の通販店「Re:HOME(リホーム)」では、インテリアの大手メーカーであるニチベイの「タテ型ブラインド|アルペジオ」をご用意しています。
サイズは1cm単位で指定できるオーダー制。あなたの部屋の窓にぴったりサイズで取り付けられます。
生地の素材は布製のポリエステル100%で、ウォッシャブル・撥水・防カビ・防炎の機能付き。キッチンまわりや暖房器具近くの窓にも、安心して使えるバーチカルブラインドです。
豊富なカラーバリエーション
カラーは、どの部屋の窓にも合わせやすい豊富な全30種類。
ナチュラルなホワイト・ベージュ・ブラウンなどがあるほか、オレンジ・グリーン・ブルー・ピンク系のポップな色があります。
大きな窓を広々と見せるなら、圧迫感のないホワイトやアイボリーがおすすめ。ほかのインテリアや、カーテン・ブラインドなど別の窓に取り付けたアイテムと色を合わせると、統一感が出てまとまりが出ます。
「操作位置・寄せ方向」は後からアレンジ可能
このように、操作位置やルーバーの寄せ方向が取り付け後いつでも変更できます。部屋の模様替えや引越し時などに便利。「どっち側にしようかな?」「やっぱりこっち側にすればよかった!」という悩みが一気に解決できます。
見栄えを守る「ルーバー平均ピッチ」
ルーバー同士が均一に並ぶ構造で、窓辺の美しさをキープ!外からの視線や光漏れも気にならなくなります。
ルーバーは、動くと1枚ずつ均一に並びにくく、何も対策がなければたまりができてしまいます。そこで、ルーバーピッチの余りを分散させて平均化。寄らずにルーバーが上から下まで垂直になるので、見栄えがとてもすっきりします。
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シャープでキリッとした美しい窓辺に
部屋の雰囲気は、窓まわりのアイテムでガラッと変わります。そのなかでも「バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)」はシャープでかっこいいデザイン。縦のラインが美しく、広々とした空間がつくれます。
今回紹介したおすすめのバーチカルブラインド「アルペジオ」は、豊富な30色が魅力!リビング・寝室・キッチン・子供部屋など、どの部屋にも合わせやすいカラーラインアップです。
「通販で購入すると、実際に手に取れないので色・質感が分からず不安・・・。」
リホームでは、そんなあなたのために「無料カラーサンプル(3色セット)」をご用意!送料も無料なので、色合いや触り心地が気軽に試せます^^
今回お伝えした選び方も参考にしつつ、不安を解消しながら後悔のないお買い物をしましょう!
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